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起きている時の噛みしめ、食いしばりの対処法~無名の逆襲サトさんからご質問いただきました~

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こんにちは!歯科衛生士のAYUです

 

今日は私が参加させていただいている【無名の逆襲】というブロガーグループのメンバーの1人サトさんから、ご質問をいただいたのでそれにお答えした経緯を書かせていただこうと思います。

 

【無名の逆襲】って?という方はこちらをご覧ください⇒無名の逆襲

 

無名といいつつ、本当にすごい方々がたくさん参加されているブロガーチームなんです!私がそこに参加させていただいているのがここ最近の一番の謎なんですが、本当に勉強させていただいています。

 

今回私に質問を下さったサトさんは、メイクのお仕事をされながら、メイクのポイントやコツを年代、イメージ、超初心者向け、スキンケアや肌悩みなど、わかりやすく解説するブログを運営されています。

 

satomake.info

 サトさんのTwitterアカウントはこちら⇒サト (@satomake12) | Twitter

 

無名の逆襲のメンバー同士でよく対談されているのを読ませていただいていたんですが、まさか私にまでそんな依頼をしていただけるなんて感激でした。

 

そんなサトさんからのご質問はこちら

歯ぎりしり、噛み締めの記事を読ませて頂きました! その中で、寝てる時はマウスピースができると思いますが、起きてる時はどうしたらよいのでしょう(`・ω・´) 改善策ってありますか? 集中する細かい仕事なので、どうしても噛み締めてしまうんです。 

 

私が書いた歯ぎしり、食い縛り、噛み締めの記事はこちら 

hygienistblog.hatenadiary.jp

 

そしてサトさんからもう一つご質問いただきました。

常にほっぺたの内側と舌に歯型がついて波打つのですが、これは舌がむくんでいるのか噛みしめが原因なのかどっちなのでしょうか?

 

 

私は寝ている間の歯ぎしりや、食いしばりのセルフチェックや対処方法の事を書いていたのですが、起きている時の食いしばりや噛み締めについて書いていなかったので、今回、ほっぺたの内側や舌につく歯型のことと一緒に、サトさんからのご質問に答える形で、記事にまとめさせていただきます。

 

起きているときにも無意識に噛み締めてしまう! 改善策や対処法について

 

実は、夜寝ている時に歯ぎしりや食い縛り、噛み締めをしてしまう人は、起きている間も知らず知らずのうちに歯ぎしりや食い縛り、噛み締めなどの行為をしてしまっている可能性があります。

 

さすがに歯ぎしりのように「ぎしぎし、ごりごり」といった音をさせることはないとはおもいますが、奥歯をぐっと噛み締めてしまっていませんか?

 

特に仕事や勉強、テレビをみたり考え事をしている時に無意識に奥歯がくっついてしまっている人は要注意です。

気づいてない人が多い!自分が歯ぎしりや食いしばりをしてるか確認する方法をおしえます の記事の中でも書いているのですが、人は本来起きている時も寝ている時も無意識でいる時に上の歯と下の歯は噛んだりせずに1~2mmの隙間が空いているのが普通なんです。

 一日のうちで上の歯と下の歯がかみ合っている時間というのは20分もないといわれています。

しかし、普段歯ぎしりをしている人は顎の筋肉が常に緊張状態なので、起きているときも力が入りやすくなっているせいで噛み締めてしまうようです。

 

 特に細かい作業をしている時などは、肩や首などにも力が入っているので自分が噛み締めていることに気付けず、偏頭痛や肩こりなどの症状が表れたり、歯自体も磨り減ったりヒビが入ったりするので、気付いたらすぐに緩めるようにしないといけません。

 

起きている間の食い縛り、噛み締めの改善策は?

噛みあわせがよくない場合などでも歯ぎしりや噛み締め、食い縛りが起こる場合もありますので、まずは歯医者で噛みあわせをチェックして咬合調整してもらうのがいいでしょう。

しかしそういった事が原因ではない場合、ほとんどがストレスが原因と言われています。

まずはストレスを緩和させる事が大切です。

 

そして、寝ている間の歯ぎしり、食い縛り、噛み締めの改善策としては、マウスピースをご紹介しました。

 

では起きている間はどうすればいいのでしょうか。

 

もし仕事などで細かい作業を行う時に噛み締めてしまうのであれば、起きている間であってもその作業の間だけマウスピースを使うのは効果的だと思います。

 

歯科医院で型をとってもらって作られたマウスピースであれば、厚みとしては1~2mm程度ですのでそんなに違和感も無いですし、入れることで噛み締めてしまった時に気付く事ができ顎の筋肉を緩める癖をつける事ができます。

 

しかしいつ噛み締めてしまうかわからないような場合は、常にマウスピースをつけっぱなしというわけにもいきませんので、その場合はやはり自分での意識付けがとても大切になります。

 

噛み締めてしまっていないか自分で常に確認し、緩めるという行為を繰り返すことで、だんだん筋肉をゆるめる癖をつけていく事がとても大切です。

 

 ほっぺたの内側や舌についている歯型って舌のむくみが原因なのか?

 

サトさんからこの質問をいただいた時、正直舌がむくむという症状について、いまいちわかりませんでした。

 

舌がむくむことで、舌が巨大化し歯に当たって、歯型がつくということはあるのでしょうか?

 

むくむとは?

むく・む【浮腫む】

体組織に余分な組織液がたまり、からだの全体、または一部分がはれたようになる。 (デジタル大辞泉から引用)

 

となっています。むくむ箇所と言えば脚や腕が主だと思うのですが、そういった箇所がむくんでいるとき、舌も同じようにむくんでいることはあるのかもしれません。

 

むくみの原因は冷え性や消化機能の低下、水分の取りすぎによるものです。

 

なんだか妙に舌を噛んでしまったりする時があります。そういう時は舌がむくんでいるのかもしれないですね。

 

しかし、舌のむくみに関しては歯科では対処できないので、そういった事が気になる場合は内科などでご相談いただくのがいいかと思います。

 

ただ、ほっぺたの内側や舌の横に歯型がつく症状は、歯ぎしりや、噛み締め、食い縛りの症状の一つでもあるので、舌がむくんでいるからというわけではないかもしれません。

 

後、年齢とともに舌の筋肉が落ちてくるとなると言われている、

「低位舌」が原因かもしれません。

 

低位舌は、高齢者に多いのですが、若い人でも舌の筋肉がおとろえてくるとなる人が増えてきます。舌筋がおとろえる一番の原因は、加工食品の摂取です。加工食品は噛まなくても飲み込めるものが多いため、顎や舌の筋肉がおとろえてしまうのです。

 

舌は本来上あごについているのが正しい位置なのですが、低位舌になると、下あごの中に落ち込み歯に常にあたるため歯型がつきます。そして怖いのは舌がさがると口呼吸になることです。

 

口呼吸に関しては子供の口呼吸は歯並びが悪くなる原因、毎日あいうべ体操で歯列矯正を回避できる  こちらの記事に詳しく書かせていただいています。

 

子供だけでなく口呼吸は本当に百害あって一利なしですので、早めの対処が大切です。

 

あいうべ体操は口呼吸や低位舌にとても効果的な体操ですので、そういったことでお悩みの方にとてもおすすめします。

 

あいうべ体操とは、 みらいクリニック院長の今井先生が考案された、口呼吸を鼻呼吸へと改善させるためのトレーニング方法です。

 

次の4つの動作を順にくり返します。声は出しても出さなくてもかまいません。

  1. 「あーっ」と口を大きく開く
  2. 「いーっ」と口を大きく横に広げる
  3. 「うーっ」と口を強く前に突き出す
  4. 「べーっ」と下を突き出して下に伸ばす

1から4を1セットとし、1日30回を目安に毎日続ける。一つ一つの動作をかなり大げさに口をしっかり大きく動かすことが大切です。声はだしても出さなくてもいいそうです。お風呂などで親子一緒にすることをおすすめします。早口ではなくゆっくり行うほうが効果的です。

mirai-iryou.com

 

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  • 発売日: 2015/11/14
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 まとめ

 今回の記事はサトさんからのご依頼で書く事ができました。実際私たち医療従事者は常に患者さんの悩みに耳を傾け、その解決策を提示していく事が大切だと思っています。

 

ですが、つい自分の物差しで書く内容を決めていると、患者さんが本来どういった悩みをお持ちなのか理解できていない部分もあるので、やはり直接お聞きするのがいちばんなんだなと思いました。

 

歯ぎしりや食い縛りについて、私が思いついたこと以上に、もっと悩んでいる事があるんだと気付かせていただけて本当にありがたかったです。

 

もしこの記事を読んで、私に聞きたい事があると思われた方は遠慮なくどうぞ聞いてくださいね。

 

Twitterや、はてぶへのコメント欄からでも大丈夫です。

 

 

 

 

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