プロテアーゼを撃退!インフルエンザ予防に朝起きてすぐの歯磨きが効果的
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こんばんは歯科衛生士のAYUですFollow @ayuchanhonpo
11月も中盤に差し掛かってきましたがそろそろインフルエンザが流行する季節がやってきました。
うちの子供たちと私は毎年インフルエンザの予防接種をしてもかかっちゃうんです(泣)そんな時にあるテレビ番組で朝起きてすぐに歯磨きをすればインフルエンザ予防になると言っていたんです!
私は歯磨きのプロとして今まで朝の歯磨きは朝食が終わってからするようにして下さいとずーっと患者さんに指導してきたのに、結構ショックでした。
えっ?朝起きてすぐに歯磨きするのが、インフルエンザ予防になるの?じゃあ食事の後の歯磨きはどうしたらいいの?朝歯磨き2回するのと、軽くパニックです。
そして、素直な(笑)私は次の日から朝起きたらまず歯磨き、そして朝食後にもう一度歯磨きをするという生活を半年ほど続けてみました。
まだ半年なんでインフルエンザにかかるかどうかはこれからなんですが、半年の間実際に風邪には一度もかかっていません。子供たちも私と同じように朝の歯磨き2回を実践してるのですが、子供たちも全然風邪を引いていません。
厳密に言うと、風邪っぽい初期の症状は出たりはするんですが、そこから引きこまないんです!
今までだったら、あっ!なんか風邪ひいたっぽいと思ったら確実に引き込んで、喉が痛くなって、咳が出て、熱が出てくるんです。
朝起きてすぐ歯磨きを実践してからは、なんか喉がいがらっぽいなと思っても次の日には治っている、そんな感じです。
それはなぜかというと、歯磨きによってプロテアーゼを撃退しているからなんです。
プロテアーゼあまり聞いたこと無いですよね。プロテアーゼとは何か、なぜ歯磨きが効果的なのか詳しく説明していきたいとおもいます。
朝一番じゃなきゃ意味がない!起きてすぐ歯磨きはなぜインフルエンザ予防になるのか
人間は夜寝ている間、唾液の分泌量が極端に少なくなります。そのため、寝る前の口の中の細菌が朝起きたときには、約30倍に増えるといわれています。
そしてその細菌は虫歯や歯周病といった口の中の疾患にも影響を及ぼすのですが、他にもプロテアーゼという、喉の粘膜を保護するたんぱく質を破壊してしまう、酵素を分泌するのです。
プロテアーゼとはインフルエンザ応援酵素とも呼ばれるくらい、この酵素が原因でインフルエンザにかかりやすくなるといわれています。
プロテアーゼは喉の粘膜を保護しているたんぱく質を破壊し、インフルエンザなどのウイルスの侵入を手助けし増殖させます。
朝起きてすぐの口の中には、このプロテアーゼという酵素が多量に存在しているのです。その状態で水を飲んだり、食事をすると喉や体内に侵入してしまうので、朝起きたら、まず何もしないで歯磨きをするという事が非常に大切になってきます。
この事を守るとインフルエンザの発症を1/10に抑える事が出来るそうです。
虫歯や歯周病や口臭を予防するための歯磨きはやはり食後がおすすめ
インフルエンザの予防には朝起きてすぐの歯磨きでないと意味がないのですが、虫歯や歯周病を予防するための歯磨きは朝一番の歯磨きでは不十分です。
出来れば食後の歯磨きも行っていただきたいのですが、朝から2回も歯磨きするなんてそんな時間があるなら1分でも寝ていたいですよね。
すごくわかります。私は歯科衛生士で歯磨きにたいしてめんどくさいとかやりたくないとかという感情は沸いてこないので、朝起きてすぐはインフルエンザ予防のため、食後の歯磨きは虫歯や歯周病、そして口臭予防のためと思って歯磨きしています。
でも、歯磨きが一日一回寝る前だけでよくなる、3つの条件とは?
という記事で書いたように、寝る前の歯磨きで本当にきっちり歯磨きしているなら、朝の食後の歯磨きはしなくてもいいと思います。
いやあくまでしたくないならの話ですよ。もちろん私のように朝から2回歯磨きしてくれたほうがよりいいのはいいのです。
口の中の酸性度は食後高くなりますので、出来れば歯磨きをして酸性度を低くする事が望ましいですが、いやいやしても続きませんので、最低でも夜寝る前の歯磨きだけはかならずして下さいね。
インフルエンザの予防という意味でも夜寝る前にきっちり歯磨きをするのは、寝ている間に発生するプロテアーゼを少なくする効果もあるので、寝る前の歯磨きだけは本当にちゃんとしてください。
そして、食後はうがいをするというのだけは忘れずお願いします。それだけでもかなりお口の中の酸性度は下がりますので。
うがいはお水だけでもかまいませんが、より効果的に虫歯や歯周病や口臭を予防したいのであればマウスウオッシュを使われるのがおすすめです。
歯科衛生士がおすすめするマウスウオッシュ
1.口臭対策に!汚れが見える新感覚マウスウォッシュ【ゴッソトリノ】
(株式会社サン・クラルテ製薬)
10種類の天然成分と2種類の薬効有効成分が配合された、マウスウォッシュで、個包装になっているので持ち運びが便利です。
お昼ご飯の後などにも気軽に使えます。15秒間お口の中をゆすぐことで、ばい菌の餌となるたんぱく質を吸着し、目に見えて汚れが取れるのがわかります。
私も常に持ち歩いているのですが、良くある殺菌成分が配合されているというマウスウオッシュと比べると低刺激で子供でも使えるところが気に入っています。
値段は一箱30包入りで、4400円
定期購入だと1000円引きになるそうです。
こちらの個包装タイプのマウスウォッシュ「ゴッソトリノ」 バナーから購入すると30日間返金保証がつくので、一度ためしたりも出来ますよ。
2.コンクールF(ウェルテック)
アマゾンでは1本1080円で販売しています。
ムシ歯の発生および進行の予防、歯肉炎の予防、歯槽膿漏の予防、口臭の防止に効果的です。主な殺菌成分はグルコン酸クロルヘキシジン(殺菌剤)です。
水約25~50ml(コップ約1/8~1/4位)に「コンクールF」5~10滴を滴下し、よくかき混ぜて数回洗口(口中をすすぐ)してください。
私の勤めている歯科医院でも患者さんに勧めている洗口液です。
まとめ
1.インフルエンザの予防には朝起きて一番に歯磨きする
2.虫歯や歯周病や口臭を予防するには食後にも歯磨きする
3.朝2回の歯磨きが無理なら食後はマウスウオッシュでのうがいも効果的
4.夜寝る前の歯磨きは完璧に行う事がもっとも大切