歯科衛生士専門学校を選ぶときのポイントは?国家試験合格率、難易度、種類一覧
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こんばんは歯科衛生士のAYUです。
実は私は歯科衛生士学校の教員を7年間ぐらいしていました。その間にたくさんの学生を歯科衛生士の国家試験に合格させてきたわけですが、歯科衛生士の国家試験の合格率は実は93%を超えています。
そうなんです、ほとんどの学生が国家試験に合格しています。では歯科衛生士の国家試験は簡単なのか?簡単だから合格率がいいと思いますか?
答えはいいえです。歯科衛生士の国家試験は正直、難しいです。もちろん看護師や薬剤師など他の医療系国家試験に比べればそこまでではないとは思いますが、歯科衛生士といえども、医療全般の知識も必要ですので、かなりみっちり勉強しないと合格は出来ません。
ではなぜこんなに合格率が高いかわかりますか?それは歯科衛生士の国家試験を受けるには必ず歯科衛生士の学校に3年以上通わないと受けれないからなんです。
歯科衛生士学校には大学、短大、専門学校の3つの選択肢がありますが、通信教育などはありません。
各学校では国家試験に100%合格することを重視しているので、学校でのカリキュラムにしっかりと国家試験対策が組み込まれており、学校を卒業できる成績があれば国家試験には必ず合格できるようにしてあります。ですから国家試験に受からないレベルであれば、進級できないし、国家試験を受けるまでもちません、ですので合格率が高いのです。
今日は、そんな歯科衛生士学校にはどんな学校があり、選択するには何を基準にすればいいかをお話していきたいと思います。
歯科衛生士学校にはどんな種類があるの?大学、短大、専門学校、国家試験合格率は?
大学
大学は全国に9校あり、4年間勉強します。ですが4年生の大学に入るには、まず受験という大きな壁があります。そして国立大学や公立大学といった、選択もあります。そうなるとかなりの競争率にはなりますが学費がかなり抑えられます。将来歯科衛生士の短大や大学で教員をしたり、社会福祉士や養護教諭免許なども一緒に取得できるので、こういった大学をチョイスしておくとかなり有利になります。
国家試験合格率もほぼ100%です。
歯科衛生士学校の学費は決して安くはありません。国立や公立の大学で歯科衛生士の資格も取れるのは本当に素晴らしいことだと思います。
<国立>
- 東京医科歯科大学歯学部 口腔保健衛生学科(社会福祉士の国家試験受験資格を併せて取得可能)
- 新潟大学 歯学部口腔生命福祉学科(社会福祉士の国家試験受験資格を併せて取得可能)
- 広島大学 歯学部口腔健康科学科(養護教諭免許も取得可能)
- 徳島大学 歯学部口腔保健学科(社会福祉士、介護福祉士の資格も取得可能)
<公立>
- 埼玉県立大学 保健医療福祉学部健康開発学科(養護教諭免許も取得可能)
<私立>
- 梅花女子大学 看護保健学部口腔保健学科(養護教諭免許も取得可能)
- 九州看護福祉大学 看護福祉学部口腔保健学科(養護教諭免許も取得可能)
短期大学
そしてもう少しハードルを下げると、短大という選択肢があります。短大は全国に11校ほどあり、3年間勉強します。1年短い分早く就職でき実践をつめるという利点があります。短期大学にも公立の学校が1校あります。
<公立>
-
静岡県公立大学法人 静岡県立大学 短期大学部 歯科衛生学科 (国家試験合格率ほぼ100%)
<私立>
- 仙台青葉学院短期大学 歯科衛生学科
- 大垣女子短期大学 歯科衛生学科
- 関西女子短期大学 歯科衛生学科
- 神戸常盤大学 口腔保健学科 短期大学部
- 神奈川歯科大学短期大学部 歯科衛生学科
- 鶴見大学短期大学部 歯科衛生科
- 高知学園短期大学 歯科衛生専攻
- 日本歯科大学新潟短期大学 歯科衛生学科
- 愛知学院大学短期大学部 歯科衛生学科 専攻科
- 明倫短期大学 歯科衛生学科
- 福岡医療短期大学 歯科衛生学科
- 日本歯科大学東京短期大学 歯科衛生学科
専修学校
そして歯科大学付属の専修学校というところがあります。専修学校とは施設やカリキュラムなどの一定条件をクリアした学校に与えられる名前になるのですが、専門学校はこの専修学校の一部になります。
歯科衛生士専門学校の中で専修学校と認められているのは7校になります。授業内容については専門学校と変わりありませんが、歯科大学の付属の学校が多いので、授業や実習が充実していると思われます。
- 北海道医療大学歯学部附属 歯科衛生士専門学校
- 岩手医科大学医療専門学校 歯科衛生学科
- 東京歯科大学歯科衛生士専門学校
- 日本大学松戸歯学部付属歯科衛生専門学校
- 日本大学歯学部付属歯科衛生専門学校
- 岐阜県 朝日大学歯科衛生士専門学校
- 大阪歯科大学歯科衛生士専門学校
専門学校
そして歯科衛生士学校の大半は専門学校になるのですが、専門学校の中にも公立の学校もあり、こういった学校は専門学校卒にはなりますが、学費がかなり抑えられます。成績が良くても経済的に大学に行く事が出来ない人もこういう公立の専門学校もあるということは知っておいてもらいたいです。公立以外にも専門学校には財団法人、社団法人、学校法人、医療法人という種類があります。各学校ではそういった法人から補助金や奨学金が出る場合もあるのでよく確認してから学校を選んでくださいね。
<公立専門学校>
- 福島県立総合衛生学院歯科衛生学科
- 栃木県立歯科衛生福祉大学歯科技術学部歯科衛生士学科
- 長野県公衆衛生専門学校
- 岐阜県立衛生専門学校歯科衛生学科
- 三重県立公衆衛生学院歯科衛生学科
- 滋賀県立総合保健専門学校歯科衛生専門課程歯科衛生学科
- 兵庫県立総合衛生学院歯科衛生学科
- 鳥取県立歯科衛生専門学校
歯科衛生士になりたい方の中には一度社会人になったり大学を卒業してから資格をとろうと受験される方も多いので、そういった方も入りやすいように夜間部が併設されている学校も多数あります。ここには一部ですが載せさせてもらいました。
<夜間部のある専門学校>
- 新大阪歯科衛生士専門学校
- 新東京歯科衛生士学校
- 東京医学技術専門学校
- 東京医薬専門学校
- 北原学院歯科衛生専門学校
- 名古屋医専 歯科衛生学科
- 早稲田医学院歯科衛生士専門学校
- 日本医歯薬専門学校 歯科衛生士学科
- 太陽歯科衛生士専門学校
- なにわ歯科衛生専門学校
- 大阪歯科衛生学院専門学校
- 首都医校 歯科衛生学科
- 北原学院千葉歯科衛生専門学校
- 京都文化医療専門学校 歯科衛生学科
- 日本ウェルネス歯科衛生専門学校
- 大原学園専門学校 歯科衛生士系コース
まとめ
歯科衛生士学校を選ぶときどこを基準に選べばいいか悩むと思いますが、まずは大学にするのか短大にするのか、さらに公立や国立を目指すのか、それとも専門学校の夜間部にするのかなどから絞りこんでいき、最終的には国家試験の合格率や、設備、場所、など自分にあったところを探していくとぴったりのところが見つかると思います。
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