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矯正歯科に勤めていた歯科衛生士がぶっちゃけます、子供の矯正で聞きたかったこと全部

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プロフィールにはまだ載せてなかったんですが、実は私は学校卒業してすぐ就職した歯科医院が矯正歯科でした。そして矯正歯科で数年働いたぐらいに矯正器具に興味がわき、自分で歯の型をとって、自分で矯正装置を作って、自分で患者さんの口にあわせてあげたいと思い、歯科技工士の資格をとりました。

 

結局歯科技工士として器具を作ったのは1年だけなんですが、その後その技工士学校の先生の勧めで歯科衛生士学校の教員になったものですから、歯科技工士として働けたのは数年でしたけど、歯科衛生士学校ではその経験を生かして学生に矯正の器具について教えたりしていました。そんな特殊な経歴を持つ歯科衛生士のAYUが皆さんが聞きたい歯列矯正の全てをお教えしたいなと思います。

 

矯正歯科というのは歯の歯列矯正を専門で行う歯科医院で、虫歯の治療などは矯正治療中の患者さんの簡単な処置のみ行うだけです。

 

歯列矯正と聞くとみなさんどんなイメージですか?

  • 値段が高そう
  • 歯を動かすって痛そう
  • 矯正期間ってどのくらい?
  • 歯は抜くの?
  • いつから始めるのがいいの?
  • どの矯正歯科を選べばいいかわからない

こんな感じですかね?ではすべてお答えして行きたいと思います。

 

子供の歯列矯正ってぶちゃけいくらかかるの?期間は?抜歯は必要?矯正専門の歯科衛生士が全部答えます。

目次

 

 歯列矯正にかかる費用

 今回は子供の歯列矯正についてのみ書いていきますが、歯列矯正でかかる費用の内訳としては、

  • 初診・相談料  まず相談にきた患者さんから話を聞き治療の流れや費用などについて説明を受けます。これはほぼどこの矯正歯科でも0円で行っている場合が多いです。
  • 精密検査料  頭のレントゲンを横からと正面からとります。歯列全体のレントゲンもとります。口の中の写真と顔の写真、歯の型上下をとります。これは大体平均的に30000円から50000円くらいかかります。
  • 診断料  治療の計画を説明してトータルの費用、期間、治療方針を説明します。この費用も医院によって違いますが大体10000円から30000円くらいかかります。
  • 装置・矯正料  診断の際に決めた治療方針の矯正器具の代金。これがもっともメインとなる費用なんですが、もちろん医院によっての開きはありますが、子供の場合治療が一期治療と二期治療に分かれます。一期治療には大体30万円から50万円ほどかかります。二期治療には歯並びの状態にもよるのですが大体40万円から60万円ほどかかります。
  • 管理料  つきに一回ほどの装置の調整、歯磨きチェックの時に1000円から5000円程度かかります。
  • 装置を外した後の保定装置料  矯正が終了しても歯並びが元に戻らないように保定装置を入れなければいけないのですが、その費用が最初の装置矯正代に含まれている場合と含まれて無ければ大体10000円から50000円くらい
  • 定期検診、メンテナンス料  保定装置のチェックや調整、虫歯のチェックなどに大体3000円から5000円くらいかかります。

 

矯正期間はどのくらい

 

一期治療とは  乳歯が永久歯に生え変わり始めてから、永久歯が全てはえそろうまでの期間に顎の発育を促し歯と顎のバランスを整える治療を言います。

 

二期治療とは  永久歯が全て生え変わり最終的な歯並びや噛み合わせを仕上げていく治療。一期治療が終わった時点で必要なければ一期治療で終了する場合もあります。

 

矯正歯科に行くのはいつがいい?

 

乳歯と永久歯が生え変わるのは6歳くらいなんですが、まず下の歯の前の歯が二本ぐらついてきて生え変わります。同時に下の一番奥に6歳臼歯が顔を出します。

 

下の前歯が4本とも生え変わってくると顎の大きさと歯の大きさのバランスがわかってきます。下の4本の歯がガタガタであれば矯正をしたほうがいい可能性があります。そのくらいの時期に一度矯正歯科に見てもらうのがいいかもしれません。

 

矯正の相談は基本的に無料の矯正歯科が多いので気軽にご相談されるのをおすすめします。

 

矯正歯科はどうやってえらべばいいのか

 

まず一番大切なのは矯正専門の医院をえらびましょう。虫歯の治療をしてもらっている歯科医院の標榜にも矯正歯科と書いてあるかも知れませんが、その場合週に一度とか矯正専門医がきて治療をするか、院長が矯正が専門ではないが講習会などに何度かかよったくらいの知識でやっている場合があるので、要注意です。

 

矯正専門医は何年も矯正歯科で研修をして知識も技術も間違いない歯科医師にしかもらえないので、矯正専門医に治療してもらうことが一番大切なんです。

 

矯正の治療というのは虫歯の治療で使用する器具や機械と全く違いますので矯正専門の医院で見てもらってください、相談は無料ですので先生との相性も大切です。たくさん質問して誠実な先生を見つけてください。

 

歯は抜かないといけないのか

 

子供の矯正の場合一期治療の際に顎と歯のバランスが悪いと判断された場合、顎を広げる装置を装着します。その治療が上手くいくと歯を抜かない矯正治療が可能です。

 

ですので、手遅れになる前に相談に行くことが大切です。

 

歯列矯正における痛みはどのくらい?

 

子供が矯正中の痛みに耐えられるか心配ですよね。矯正の痛みというのは主に歯を動かしたときに起こります。一期治療の場合歯を動かすというよりは顎を広げる装置を入れますので、その装置になれることができるかの方がつらいかもしれません。

 

顎を広げる装置にも何種類かあるのですが、歯に固定してしまうタイプの装置や、取り外しができる装置、夜寝るときだけつける装置など色々です。子供は最初は違和感を嫌がりますが、ほとんどの場合数日でなれて特に痛みも無く平気になるようです。

 

歯の矯正にかかる期間はどのくらいか

 

子供の矯正期間はうまくいくと一期治療で終了できます。その場合7歳くらいから10歳くらいと予想できます。

 

しかし一期治療ではかみ合わせや歯並びがよくならなかった場合、二期治療を開始します。その場合さらに2年から3年ほどかかるでしょう。

 

トータルでは6年ほどかかる場合があるので、その間の管理料が馬鹿になりませんので、大人になってから始めるほうが期間も短く、費用も抑えられる可能性も否定できません。

 

まとめ

子供の歯列矯正を始めるのに費用や期間を知らずに医院に相談に行くのは心配ですよね。ある程度どのような治療があるのか期間や値段の知識をもって相談すれば、より良い医院を選ぶことができると思います。

早い時期に始めれば子供の負担も軽減できる可能性がありますので、怖がらずに少しでも心配があるようでしたら矯正歯科に相談に行かれることをおすすめします。

 

その上で早く始めるか、永久歯が生え変わるのを待つのか治療の方針を決めれます。

 

今回は矯正の疑問点に重点を置いて書いてみました。さらに矯正の内容などの詳しい情報はまた書きますね。

 

 

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