子供の歯を守りたいなら仕上げ磨きと定期検診が必須!子供の虫歯は100%親の責任です
皆さんは歯科医院に定期検診に通っていますか?
現在の日本の歯科医療では予防よりも治療で来院する患者さんが圧倒的に多く、毎日のように虫歯や歯ぐきの治療、入れ歯の作成といった処置が行われています。
それは日本の保険診療があまりにも安く点数設定されているため、日本人には予防という概念が少なく、虫歯になったら歯医者に行けばいいと思っている人が多いので、先進国でありながら虫歯になったことがある人数が他の国に比べて非常に多いのが現状です。
日本もそろそろまず虫歯にならないように日ごろから予防するという知識をつけていかないと、いけないと思います。そのためには虫歯になる前にまず正しい歯磨きの知識や虫歯にならないための予防法を学ぶために歯科医院に定期検診に行っていただきたいのです。
しかし虫歯も無いのにいきなり歯医者に行って定期検診をお願いする人はほとんどいないのが現状です。普通は虫歯が出来て、歯医者で治療してもらった後に、次は定期検診で見せてくださいと歯科医師に言われて、はがきが届いたから、仕方なく定期検診に来るといった感じでのようです。
しかし、まず虫歯になってからでは遅いのです。一度虫歯になって削った歯は、保険診療で治療したなら数年後、自費診療で治療しても数十年後には必ずまた虫歯になるといってもいいでしょう。
それは歯を削って詰めた詰め物と歯の間には必ず隙間が出来ているからです。その隙間に汚れが付きどんなに磨いても完全には汚れが取れないので虫歯になってしまいます。保険診療で治した歯はその隙間が自費診療で治したものよりも数倍は大きいのでより早く虫歯になるのです。
ですからおすすめは6歳になったら、3ヶ月に一回は虫歯になっていなくても定期検診に歯医者に連れて行くことを強くおすすめします。
なぜ6歳なのか、なぜ3ヶ月に一回なのかわかりますか?子供の歯を守りたいならしっかりと読んでください。
小学生の虫歯は親の責任、仕上げ磨きと定期検診が重要な理由
ではなぜ6歳からで3ヶ月おきなのか説明します。
永久歯はちょうど6歳前後に生え変わってくるのですが、口の中でもっとも重要な役目をもった永久歯が6歳臼歯なのです。6歳臼歯は乳歯から生え変わる永久歯ではなく、6歳になったら初めて生えてくる永久歯なのです。
ですので6歳臼歯は生えたては、乳歯のように弱くちょっとした事で虫歯になってしまう上に虫歯の進行が早くすぐに大きな虫歯になってしまいます。虫歯になっているのに半年も放置すると取り返しがつきません、ですから3ヶ月に一回がいいのです。
もし6歳臼歯が虫歯になってしまい、治療を行えば、そこからエンドレスな虫歯人生が待っている事でしょう。
ですから、まずは6歳臼歯を虫歯にしないことこれがもっとも大切なことなのです。しかし6歳の子供がちゃんと自分で歯磨き出来ると思いますか?
正直、絶対無理です。
歯磨きというのはちゃんと磨こうとするとものすごく難しく、かなりの技術が必要です。それを6歳の子供に任せるなんて自殺行為です。必ず親が仕上げ磨きを行い、3ヶ月に一度定期検診につれてくる!これが大切です。
もし6歳臼歯に虫歯が出来てしまったらそれは100%親の責任です。一生謝ってください。そんな事にならないために、仕上げ磨きを徹底し、定期検診に忘れずに連れて行くことが親の責任だと私は思っています。
仕上げ磨きは何歳まで?10歳くらいまでが理想です。
子供が虫歯になった時ちゃんと磨かないから虫歯になったんだよと、子供をしかったことありませんか?それは間違いです。子供が虫歯になった原因は100%親に責任があります。
- 毎日仕上げ磨きをしてあげていましたか?
- ジュースやお菓子をいつでも与えていませんでしたか?
- 歯医者に定期検診に連れて行っていましたか?
- 正しい歯磨きを練習させていましたか?
- フロスをつかっていましたか?
- 予防のためにフッ素などを使っていましたか?
そんな親の義務も果たさず子供に責任をなすりつけていませんか?小学生が正しく歯磨きできると思ってもらったら困ります。あなたたち大人ですら正しく歯磨きできないのに小学生が出来るはずないんです。
ですから歯科衛生士から正しい歯磨きの方法を習い、歯面の汚れをとってもらい、虫歯になりかけてる歯がないかチェックしてもらってフッ素を塗ってもらう定期検診が非常に重要なんです。
どうか自分の子供にエンドレスな虫歯人生を歩ませないためにも、あなたも一緒に定期検診に行くようにしてください。
仕上げ磨きの後はフロスとフッ素と予防用ガムがおすすめ
親が仕上げ磨きを行ったあとさらに、歯と歯の間はフロスを通してください。特に6歳臼歯と一つ前に乳臼歯の間にフロスをとおしておかないと、必ず虫歯になってしまいます。
そしてフッ素が配合された歯磨き粉や、ジェルをつけたり、虫歯にならないように予防してくれる効果のあるガムをかむことをおすすめします。
・キシリトール100%のガム
市販品よりも歯の主成分を多く含む歯科専用ガムで、キシリトール100%使用 キシリトール以外の甘味料は使っていない。歯の主成分であるリン酸カルシウムとフノランを市販より多く配合されています。
歯磨きの後寝る前に噛むのが効果的です。
・POs-Ca
世界で初めての初期虫歯を修復する機能をもった、特定保健用食品の認定を受けたガムです。今なら3ヶ月お試しキャンペーンでかなりお得に試せます。
すべての歯科医が名医じゃない!悪い治療を受けないために知っておいてほしいポイント
みなさんご存知だとは思いますが、どこの歯科医院にいってもいい治療をしてもらえるわけじゃないことはわかりますよね。この世の中、いい人もいれば悪い人もいます。見極める力がないと痛い目を見るのは自分です。
前回の記事で自費診療について書いたんですが、以前歯科助手をされていた方がこんなコメントをくださいました。
「働いていた歯科医院では自費診療でも個人トレーは作らず既製品のトレーでしかもアルジネート印象材で型を採っていたのですが、、、」
そのときの記事はこちら
私はこのコメントをいただいてすぐにこの記事を書かなければと思いました。
どうか皆さん正しく治療をしてくれる歯科医かどうか見分ける力をつけてください。
せっかく高いお金をだして自費診療を選んでもいい加減な歯科医に当たってしまうと、保険診療と同じような治療をされて、詰め物だけセラミックにして高い治療費を請求されてしまいます。何も知らなければ、見た目は白いですから、一見きちんと治療してもらったと思って満足してしまいますよね。でも多分5年もすれば端から虫歯になってしまうでしょう。
ではどうすればちゃんとした治療をしてくれる歯科医か判断できるでしょうか?みなさん歯医者を選ぶときに何を基準に選びますか?口コミですか?家から近いかですか?新しい歯科医院かどうかとか?実はそのどれも間違いなんです。
実は私は歯科医院で歯科衛生士として勤務した後、歯科衛生士学校の教員をしていました。その時、学生がたくさんの歯科医院で実習させてもらっているところに巡回に回りますので、多分他の歯科衛生士の方よりたくさんの歯科医院を見てきました。歯科衛生士でも実際に先生の治療を直接目で見ないと、上手なのか下手なのかはぶっちゃけ、わかりません。
それはなぜかというと、治療されているところは患者さんからは見えないからです。目を開けてても見えないでしょ?
- 痛くなかったら上手だと思いますか?
- やさしくて親切なら上手だと思いますか?
- 説明が丁寧な先生が上手だと思いますか?
- 治療が早い先生が上手だと思いますか?
それはすべて間違いです。実際それらは治療技術のレベルには全く関係ありません。虫歯治療の技術の差などは数年後にならないと表に出てこないのです。
一度治療した虫歯が数年後に再発したということはつまり最初の治療が下手であったということなのですが、そのころにはそのことはすっかり忘れられてしまっているので単に接客態度が良い歯医者が良い歯医者という評判になったりするのが現実です。
では歯科知識なんて全く無い普通の人がなるべく良い歯科医院を見つけるためにはどうしたらいいかを歯科衛生士の目線からお教えします。
良い歯医者の見分け方、自費診療する前に知っておかないといけない歯科治療の裏側
1.知り合いの歯科衛生士に聞く
実はこれが一番確実です。なかなか身近に歯科衛生士がいる人は少ないとは思いますが、もしいたら是非聞いてみてください。もしその人が勤めている歯科医院が良い歯医者ならラッキーです。その情報が一番信用できます。私ならそうします。
ただ、実際に治療を見ていても歯科の治療のことをしっかり理解していないと見ているだけではわかりません。専門的な知識がない新人の歯科助手さんではわからないかもしれません。それぐらい歯科治療とは複雑で細かくて難しいのです。
ここで間違ってはいけないのは知り合いの歯科医師に聞いてはいけません、歯科衛生士というところが重要です。歯科医師は自分の治療は見れますが、他の医院の歯科医師の治療は見る機会がほとんど無いからです。大学病院とかにいたときならアシスタントにつくこともあることはありますが、一般開業医になってしまったら他の歯科医師の治療を見ることほとんど無いでしょう。だから上手な歯科医師かどうかはわかるはず無いんです。
2.電話予約の時にいやな気分にならなかったか
まず電話で予約を入れると思うのですが、予約を取ってくれる受付の方の対応も非常にポイントになります。痛みがある場合などは早く見てもらいたいと思いますが、人気の歯科医院の場合予約が取りにくいということがよくあります。そんな時に親身になって何とか早い日程で予約を取ろうとしてくれるかどうか、無理でも申し訳ないという姿勢を見せてくれるか、これはとても大事です。
受付の方は基本的に予約がいっぱいの場合歯科医師に確認を取ります。そんな時めんどくさがりな歯科医師はぞんざいな態度で取れないなら来週にしてもらってというよう指示を受付の方に出します。受付の方も同じような対応で、冷たくあしらってくるようならその医院は確実にやめたほうがいいです。予約がいっぱいでもキャンセルが出ればすぐ連絡しますとか、何とかしてあげようという姿勢があるかどうかは大切です。それは歯科医師の性格が受付の方にも引き継がれることが多いので、電話予約でいやな気分になったのなら他の医院に電話してみてもいいと思います。
3.初診でしっかり時間をかけて話を聞いてくれたか
初めて見てもらったときに、まず口の中を見る前に、歯科医師がしっかり話を聞いて患者の現在の状況を確認しているかは非常に大切です。話もそこそこにすぐチェアーを倒して口の中をみて、これは虫歯だから削って詰めましょうね、見たいなざっくりした説明で治療に入ろうとする先生は要注意です。
患者の話を聞く姿勢のある先生は良い先生である確立が上がります。ただ治療の腕がいいかはわかりませんが、誠実かどうかはそこで判断できます。誠実かどうかは治療の腕と同じぐらい大切です。
そして治療に入る前に、レントゲンや写真など目で見て患者自身が現状を理解できるように資料をそろえてくれるかも判断材料になります。レントゲンは勝手に撮影されると点数稼ぎじゃないかと疑われる方も多いみたいですが、そこは違うと思います。レントゲンも撮らずに治療をスタートさせる先生のほうが私なら怖いです。ただし、ただ撮影するだけでなくきちんとわかるように説明してくれるかが重要です。
そういった判断材料をすべてそろえてくれた上で、患者にどんな治療がしたいかをきちんと聞いてくれる先生が信頼できると思います。
その際に保険診療と自費診療の説明をしてくれるかが大切です。何も聞かずに保険診療で始める先生も困りますし、やたら自費診療を勧めてくる先生も信用できません。
この時に自費診療にしたいと考えている場合は是非患者側から詳しい診療の流れを教えてほしいとお願いしてみてください。細かく保険診療との違いを説明してくれる先生は信頼できると思います。詰め物の色の説明だけで終わる先生はあまり信用できないですね。
4.自分の専門分野でない治療はきちんと断る先生は信用できます。
これは判断が難しいのですが、歯科の治療というのは実はとても専門性が高く、医師が内科医、外科医、眼科医、耳鼻科医、小児科医などとても細かく分かれているのに対し、歯科医はすべての治療がオールマイティーで出来ることを求められることが多いのですが、歯科こそかなり細かい専門分野に分かれています。
たとえば一般歯科、口腔外科、矯正歯科、審美歯科、小児歯科などかなり細かく分かれます、もちろん歯科医師も得意不得意があるのは当たり前です。大学では専攻に分かれて勉強しますので自分の専門分野を皆さんお持ちです。ですが開業する時には、みんなたくさんの標榜を看板に書き込みます。小児歯科や矯正歯科なんてやってなかったのに看板には書くんです。それが現状です。なので正直に出来ない分野は他の先生を紹介してくれる先生は誠実であるといえるでしょう。たとえば、親知らずの抜歯などは経験が物を言いますので、難しい抜歯を出来ないと言わずにたいした設備も無いのに無理やり抜いてえらいことになってる先生を何人も見たことあります。
インプラントや矯正も出来れば専門の先生に診てもらうことをおすすめします。
5.歯科衛生士が医院にいるかどうか
その歯科医院に歯科衛生士がいるかどうか、これはとても大切です。最近ではあまり聞きませんが、昔はよく歯科助手さんにクリーニングやブラッシング指導をさせている歯科医院がありました。私も実際に勤めていた医院で患者さんに施術している歯科助手さんを何人も見ています。歯科衛生士は歯科助手より時給が高いので、けちな歯科医師は歯科助手にクリーニングやブラッシング指導を教え込み、歯科衛生士の仕事をさせるのです。これはもちろん法律違反ですので、ばれれば歯科医師だけではなく歯科助手も捕まります。もし歯科助手の方で何も知らずに患者さんの口腔内に施術されている方は今すぐその医院はやめたほうがいいですよ。
きちんと歯科衛生士を雇って、歯科衛生士にクリーニングやブラッシング指導をさせている歯科医院は信頼できます。歯科衛生士はその分野の専門ですので、安心してお任せください。たまに歯科医師がクリーニングをしている場合がありますが、歯科医師が治療の合間に簡単にするクリーニングと歯科衛生士が別で時間をとってするクリーニングでは全く違います。きちんと歯科衛生士のクリーニングの予約を取ってくれる歯科医院を選ぶことは、歯科医師の意識が高いと判断できる材料になると思います。
まとめ
本音を言うと良い歯科医院かどうかを判断するのは一般の方にはかなり難しいのです。しかし今回の記事で書いたことを意識して歯科医院を選んでいただければ、きっと自分にあった歯科医院を探すことが出来ると思います。
一番大切なのは実際に治療しているところを見たことがある人に聞くことと、そんな人が身近にいない場合は、やはりその歯科医師が誠実かどうかということが大切です。
誠実で無い歯科医師がどんなに腕が良くても、きっと満足いく治療にはならないと思います。
医院が綺麗かとか、器具がきちんと滅菌されているか、先生が治療中にスタッフに偉そうではないかとか、そういったことも判断材料になるでしょう。おかしいなと感じたら、流されず他の歯医者に行ってみるのも良いと思います。
しかし、決してクレーマーのようなことはしないでください。歯科医師も人間なんで、偉そうにされると良い診療が出来なくなることは良くあることですので。
それではみなさんが良い歯科医院に出会えることを願っています。
歯医者や歯科衛生士が虫歯の治療をするなら絶対自費診療にする本当の理由
こんにちは、歯科衛生士のAYUです。
このブログを始めてちょうど10日になりました。おかげさまで読者の人数は18人に増え、PVもすでに1600を超えて本当にびっくり!もうひとつブログを書いているのでなかなか毎日記事を更新というわけには行かないのですが、がんばりますね。
皆さんは虫歯の治療をするときに保険診療を選択しますか?自費診療を選択しますか?
ほとんどの皆さんが保険診療を選択すると思うのですが、では毎日歯科で働いている歯医者や歯科衛生士はどちらを選択すると思いますか?
結果を先に書きますね。絶対とは言い切れないですが、たぶんほとんどの歯医者や歯科衛生士は自費診療を選ぶと思います。
それはなぜでしょう。ただ単に白い詰め物がいいというわけじゃないんですよ。治療の過程を見てしまったら、自費診療しか選べなくなるのです。
では保険診療と自費診療の違いを歯科衛生士が詳しく説明します。
ただ詰め物が金属か白いかだけじゃない、自費診療と保険診療の本当の違いとは
虫歯になったら歯科医院に行って治療を行いますが、その時、歯科医師から、保険で治療するか自費で治療するか聞かれると思います。歯科医師は詰め物を銀歯にするか白いセラミックにするか見たいな聞き方をする場合が多いと思います。
そして銀歯なら保険で治療が出来るので大体このくらいの値段、白いセラミックの場合は保険が効かないので、一本あたりこの値段になりますみたいな感じで説明されたことがあるのではないでしょうか?
保険診療と自費診療での前歯の治療の違いを知りたい場合はこちらの記事を読んでみてください。
前歯が欠けた時に掛かる費用、治療法を徹底解説!~サバゲーブロガーゆきおさんからの質問~
では保険診療と自費診療って本当に詰め物の素材の違いだけだと思いますか?なんとなく金属なら簡単に作れるから安くて、セラミックは作るのが大変だから高いのかな位に思ってませんか?
全く違います。
保険診療というのは、虫歯の治療の工程がすべて保険点数化されているので、その点数によって明確に、治療費が算出されています。従って、歯科医師の腕前の差こそあれ、治療内容に関しては、全国一律で治療費は変わらないものとなっています。
ですので治療で使う材料や器具などもその点数に見合ったものしか使用できないのです。
日本の保険診療の治療料金は世界的に見ても断トツで安価です。こんなに安く治療してもらえる国は他に無いでしょう。しかも、日本の歯科医師は優秀で保険治療でもかなりきれいに治してもらえるので、日本人はほとんどが保険診療での治療を望んでいて、詰め物の色が金属でもいいか、どうしても白いのがいいかというところでしか、治療の選択が出来なくなっているので、歯科医師はそのことしか聞かないのでしょう。
でも保険診療と自費診療の違いの大切なところは詰め物の素材だけではないんです。その治療過程にこそ、自費診療を選択したほうがいい理由があります。
では保険診療と自費診療の治療の流れについて詳しく説明していきますね。
1.虫歯を削る
虫歯を削る際、タービンという高速切削できる機械にバーという器具をつけて削るのですが、まずそのバーの種類が全く違います。
保険診療の場合
まず荒めのバーで大まかな形に削っていきます、そして細かいバーにかえて周りを整えて仕上げます。
自費診療の場合
自費診療専用のバーで荒めのバーから普通の粒子のバー、そして細かい粒子のバー、超微粒子のバーと何段階にも分けて丁寧に削っていくのです。それによって表面は滑らかで被せ物をはめたときの隙間を最小限に抑えることが出来るのです。
2.歯の型を採る
虫歯を削って形を決めたら、歯型を取ってその歯型に石膏を流しいれ模型を作るのですが、その歯の型をとる時も、全く違います。
保険診療の場合
歯を削り終えたらすぐに歯の型を採ります。歯の型を取る材料は、アルジネート印象材というアルギン酸ナトリウムを主成分とした安価なのに操作性もよい材料を使いかぶせる歯の周りだけより精密に歯の型が採れるように寒天を温めてとかしたものを流しいれて、市販の歯の型どり用トレーに印象材を流しいれて、型どりするのが一般的です。
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自費診療の場合
まず、歯型を採るために患者さん一人ひとりのオーダーメイドの個人用トレーを作成します。そして歯と歯ぐきの境目に糸をぐるっと一周圧排して入れ込み、削った部分との境目がよりはっきり歯型に現れるようにします。そして作成した個人用トレーに印象材をのせてとるのですが、その印象材も保険で使用するアルジネート印象材ではなく、シリコンで出来たシリコン印象材という非常に精密に取れる印象材を使用するのです。この印象材だけでも値段の差は倍以上あります。
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3.歯の型に石膏を入れて模型を作る
歯の型をとったら石膏を流しいれて模型を作ります。
保険診療の場合
硬石膏という石膏を模型に流し込みます。
自費診療の場合
硬石膏よりさらにもっと硬い超硬石膏を流し込みます。もちろんこちらの石膏のほうがより硬くより滑らかな模型に仕上がります。
4.歯科技工士さんに渡して被せ物を作成してもらう
この時に作成をお願いする歯科技工士さんも保険と自費では変えます。技工所も普段から保険診療の技工物ばかり預かって作成する技工所と、自費の技工物しか扱わない技工所があるのです。それぞれ得意な分野が違いますので、自費の場合は、自費の被せ物を得意とする技工所に出します。
5.被せ物を歯にあわせて調整し接着材でくっつける
保険診療の場合
出来た被せ物を歯に合わせて高さを調べたら、高くあたっている部分をその場で削って高さを合わせていきます。そして高さが合えばすぐに接着材でくっつけます。2種類の材料を混ぜ合わせることで硬化するタイプの接着材を使用します。歯を乾燥させて、接着材を練り合わせたものを被せ物に入れて歯にあわせて時間がたったら余った接着材を取り除きます。
自費診療の場合
高さを合わせたらすぐには接着材でくっつけずに、一度仮の接着材でくっつけて一度使ってみてもらってから、よければ次の予約の時に本当の接着材でくっつけます。もし気に入らなければ作り変えてもらうことも可能です。自費の場合はしっかりと満足いくまで調整をしてもらえます。
自費の場合の接着材は、光を当てると固まるような接着剤を使用することが多いです。保険で使用する接着材は時間が経つとだんだん劣化して溶けてきてしまい金属と歯の間に隙間が出来てそこからまた虫歯ができやすくなるのですが、自費の接着材は歯を修復する素材と一緒なので、時間が経ってもそれほど劣化せず溶け出したりもしないので隙間が出来にくいのです。
まとめ
今回は虫歯治療の流れを紹介しましたが、他の治療でも保険診療と自費診療では使える材料や器具などが違います。
保険適用の原則は「悪いところを治すための最低限の治療」に限られており、悪くしないための予防や、口元のコンプレックスを解消するための矯正治療や審美治療には適用することができないのです。
自費診療は保険が適用されないため費用がかかり、経済的な負担が大きくなるというデメリットがありますが、保険診療では行えないきめ細かな治療が可能で、仕上がりの良さや見た目の美しさ、噛み心地の快適さだけでなく、自費診療で治したものは保険のものより長持ちで再度虫歯になるリスクがかなり減少するなど、得られるメリットはデメリットよりもはるかに大きなものではないでしょうか。
だから歯科衛生士はもし虫歯になって治療しないといけなくなったら、自費診療での治療をするのです。もちろん見た目のよさもですが、先のことを考えるとまた虫歯になって再治療となったときのリスクのほうが料金よりも怖いことを知っているからなんです。
この間大人気だった逃げるは恥だが役に立つというドラマの中でも、新垣結衣ちゃん演じるみくりさんが叔母の百合ちゃんこのように言われてました。
「セラミック一択!」
この言葉は本当に正しいと思います。安物買いの銭失いにならないように皆さんもよく考えて歯科治療を選択してください。
こんな記事も書いています。
出会いがない歯科衛生士と結婚するには?実は独身率の高い職業、恋愛事情教えます
こんにちは歯科衛生士のAYUです。Follow @ayuchanhonpo
このブログをはじめて5回目の投稿なんですが、おかげさまでPVが1000を超えました。ほんとうにびっくりです。
もうひとつ書いているブログがあるのですが、そのブログは最初の1ヶ月くらいのPV数は1日20PVとか当たり前だったので、最初からこんなにたくさんの方に読んでいただけて本当にうれしいです。ありがとうございます。
そして読者登録もたくさんの方がしてくださり感謝感激です。これからも良い記事がかけるようにがんばりますね。今日見に来てくださった方も、もしよかったら読者になっていただけるとうれしいです。
さて今日は少し雑談になるかも知れないですが、歯科衛生士の恋愛事情について書こうかなと思います。
皆さん歯科衛生士にたいしてどんなイメージをお持ちですか?
「歯科衛生士ってもてそう」そんな風に言われることがここ最近少しですが増えてきました。
もし歯科衛生士と結婚したいなという方の為にこんな記事も書いています。
私が学生のころは歯科衛生士の認知度って低くて、「歯医者にいるお姉さんでしょ?」とか「あー、水吸ってくれるお姉さんでしょ?」とか言われてました。
学校も毎日忙しいし、実習やレポートや歯医者でのアルバイトなどがあり、遊ぶ暇なんて全然なかったのですが、そんな中でもなんどか合コンというものにいかせてもらったのですが、正しく歯科衛生士がどんな仕事か知っている人に出会えなかったなー(泣)
でも最近はテレビドラマとかの影響なのか歯科衛生士の認知度もあがって、すこしいいイメージを持っていただけるようになってうれしい限りです。
でも実は歯科衛生士、独身率が高いんです。
手に職があって、看護師さんのように夜勤もなく、れっきとした国家資格ですし、世の男性の方に人気があるようなんですが、なぜ結婚できないんでしょうか?
そんな歯科衛生士の恋愛事情について書いていきますね。
歯科衛生士は出会いがない、歯科医院は女性ばっかり
歯科衛生士の未婚率が高い理由は
- 職場での出会いがない
- 学生時代の友達も女性ばっかり
- 男性の口がどうしても気になってしまう
- 休みが一般職の人とあわない
- 高収入の歯科医師が身近にいるのでくらべてしまう
まずなんといっても、1番目は歯科医院は女性社会なのです。
もちろん院長は男性なんですが、大体結婚されています。
そして奥様も歯科医師か歯科衛生士というパターンが多いです。
実は未婚率の高い歯科衛生士と書きましたが、一部の歯科衛生士は結婚が早いパターンがあります。
これが歯科医師との結婚です。
毎日実習で忙しいのは歯科衛生士の学生だけでなく、歯科医師の学生さんも忙しくて出会いがありません。
歯科医師は歯科医師同士とか、歯科衛生士との結婚が多くて、歯科衛生士と結婚する場合は、学生時代の実習で出会って結婚するパターンが多いんです。
歯科衛生士の実習は一般歯科に行くことが多いのですが、大学病院の歯学部に実習に行く学校もあって、私が行っていた学校では大阪歯科大学に1ヶ月間実習に行っていました。
そこで歯科医師の研修医が治療をしているのですが、そのアシスタントにつかせてもらって実習をするので、そこで見初められた一部の可愛い歯科衛生士はそのまま歯科医師の卵と付き合って、ゴールインというパターンがあるのです。
でも残念ながらこのパターンはほんとに一部で、特に可愛い子しか相手にされなかった悲しい思い出があります。
話はそれましたが、なので歯科医院での出会いは院長が既婚の場合ほとんどないのです。
では患者さんは?と思うかもしれないのですが、患者さんがアプローチしてきてくださることは私の場合は皆無でした(笑)
あと可能性があるとしたら、歯科医院に来てくださる、歯科材料店の営業の方か、歯科技工所の方が模型を受け取りに来てくれる場合だけですね。
もしそのような仕事をしていらっしゃる方は、是非歯科医院のスタッフの方とコミュニケーションをとってみてください、みんな待ってるかもしれないですよ。
あと患者さんって歯科医院のスタッフの中でも受付の子とかに目が行くんじゃないんですかね、歯科衛生士って口のなか見られちゃうし、恥ずかしいとか、後マスクしてるので話しかけづらいと思われてそうです。
たまに歯科衛生士の胸が頭にぐいぐいあたってわざと?とかブログに書いてる方を見かけるんですが、それはないと思います(笑)
まず口の中を見るときに患者さんの頭に胸が当たる位置にセッティングすると、口の中が見えないので、大体患者さんの頭は胸の下ぐらいの位置にしないと施術できないんです。
だからもしあたってるとしたらお腹?? それもおかしいですけどね(笑)
そして2番目の学生時代の友達も女性ばかりというのは本当です。
歯科衛生士学校には男性は全くいませんでしたので、遊ぶといったら女同士ばかりになってしまうんですよね。
大学行ってサークルとかはいって、男の子たちと友達になりたかったーーーそれだけが心残りです、、、、
そして3番目の歯科医院の休日なんですが、一般職の方は土日が休みなことが多いと思うのですが、歯科医院は大体土曜日は開院していて、木曜日の午後と、日曜日みたいな休みのパターンが多いです。
もう一日休みがもらえたとしても平日なんでなかなか土日で旅行とかも行けないし、デートも出来なかったりと専門職の性なんでしょうね。(涙)
4番目はこれはもう職業病でつい人の口に目が行ってしまうのです。
特に男性でタバコを吸ってたりすると、ヤニとか口臭とかが気になってしまって、素敵だなと思ってもすぐ気持ちがさめちゃうんですよね(涙)
できたら白い歯の清潔感のある方と思って選んでしまってるところがあるのは否定できないですね。
5番目はやはり身近に歯科医師の方が多くて、収入面や地位といったところでつい比較対象にしてしまうことは無いとは言い切れないですね。
歯科衛生士は国家資格で手に職のほんとに素晴らしい職業なんですが、実際はお給料はそんなに高くないので、相手には在る程度の収入を期待してしまいますね。
そんな歯科衛生士なんですが、みんな幸せな結婚を願っています!どうか見つけてあげてください。
>>>>歯科衛生士が恋人を見つけるのにはまず自分から行動!待ってるだけだと晩婚になってしまいますよ。
歯科衛生士は結婚相手におすすめ!その理由はずーっとたかい就職率
私は歯科衛生士と結婚するとすごくメリットがあると思うのです。
その理由は、歯科衛生士は歯科医院でどのように働くかというと、自分の担当の患者さんを受け持って、自分の予約をとり、一対一で施術していくので、歯科医師の都合に左右されず自分のペースで仕事が出来ます。
それがなぜ結婚相手に向いているかというと、女性は結婚して子供が出来るとどうしても仕事を一度やめないといけなくなります。
そして子育てが一段落すると、今度は子供の教育にお金がかかってくるので、もう一度仕事をしないといけなくなる家庭が最近は多いと思うんですよね。
そんな時一般職だった女性は、パートにでると思うのですが、主婦が出来る時間で雇ってもらえる仕事は時給も安いですし、休みにくいのでなかなか時間も増やせず、収入も上がってこないんです。
でも歯科衛生士は、子育て後でも就職率はほぼ100%!時間や入る日も自由がきいて、時給も高いんです。そんな嫁さん最高じゃないですか?
家のことをする時間もありながらしっかり稼いで来てくれる仕事ってあんまり無いですよ。
もちろん看護師さんや薬剤師さんなど医療関係の方々はもっと時給も高いですけど、プライドも高い気がします。
歯科衛生士ぐらいがちょうどいいって思うんですけど(自虐すぎる?)
男性の皆さん是非しっかりお口の中を清潔にして、身近にいる歯科衛生士を見つけてあげてくださいね。
こんな記事も書いてます
歯科衛生士が絶対おすすめの歯ブラシ GC ルシェロ B-10 の本当におすすめな理由
前回は歯磨き粉の話を書いたのですが、結構反響がありびっくりしました。
歯のこと以外にも色々書きたいなと思いながら、まだまだ歯の事で書きたいことがありすぎてなかなか雑談がかけない(笑)
これから書きたいなーと思っている事は、
- 歯ブラシや歯磨き粉の種類や選び方のこと
- 本当のホワイトニングのこと
- 歯科衛生士は虫歯を治すとき自費にするか保険にするか
- 歯科医院の恋愛事情とか(笑)
まだまだめっちゃ書きたいことがあふれています。
読んでみたいっていうテーマがあった方は是非読者登録とコメントをお願いします。
そして今日は歯ブラシのことを書いていこうかな。
やっと本題です。
さて皆さん歯ブラシはどうやって選んでますか?
歯ブラシといっても 形、大きさ、硬さ、値段と選ぶにはたくさんの選択肢があって迷いますよね。じゃあ歯のプロの歯科衛生士はどんな歯ブラシを選んでると思いますか?
それはずばり!歯の汚れが一番取れる歯ブラシです!!!!
では、それがどんな歯ブラシなのか、詳しく説明していきます。
ジーシー ルシェロ B-10 この歯ブラシは絶対おすすめ使ったらよさがわかる
歯科衛生士の私が歯ブラシを選ぶときにチェックする5つのポイント
- 歯ブラシの先の大きさが大きすぎないもの
- 歯ブラシの毛先がまっすぐ(フラット)なもの
- 歯ブラシの毛の硬さは普通タイプのもの
- 毛の密度が濃いもの
- 毛先の素材はナイロン製のもの
1番大切なのは、歯ブラシの大きさです。大きすぎてもだめですし、小さすぎてもだめなんです。
大きすぎると上顎の一番奥の歯の後ろ側に入らないのです。
選ぶときの基準としては自分の人差し指の第一関節までの長さで幅は3列もしくは4列のタイプが良いと思います。
上顎の一番奥の歯の後ろ側というのはちょうど顎の骨の横にあり口を大きく開けるとその骨が飛び出して歯と骨の間に歯ブラシが入らなくなります。
そんな狭いところに大きい歯ブラシは絶対に入りません。
歯の磨き方のことはまたちゃんと記事にしますが、この部分を磨くときはなるべく口を開けないで、口を軽く閉じた状態で歯ブラシをぐっと横に開くと一番奥の後ろ側に届くと思います。
2番目に大切なのは、歯ブラシの毛先がまっすぐなこと。
おすすめしないのは、山切りカットというタイプの歯ブラシです。
なぜかというと、歯の表面についている汚れはプラークと呼ぶのですが、細菌の塊で粘着質で歯の表面にねっちょりとへばりついています。
その汚れをブラシで落とすのですが、もっとも効率的に落とすには、歯ブラシの毛先を歯面に対して直角に当てることが大切なんです。
直角に当てないといけないのに毛先がまっすぐじゃないと当てれないですよね。
それに毛先が細くなっているタイプ(テーパータイプ)の歯ブラシも最近流行っています。
この歯ブラシは歯科関係の人たちの中でも良いという人もいるし、だめという人もいて、意見が分かれるのですが、私は虫歯予防のために歯を磨くのであれば、このタイプはおすすめしないです。
歯ぐきが非常に悪くて歯周病になっている方にはこのタイプをおすすめします。
なんせ歯ぐきと歯の間のポケットの中に入れるのが目的なので、歯の表面の汚れを除去するのには向きません。
3番目に大切なのは、毛の硬さです。毛が硬すぎるのは絶対だめです。歯ぐきを傷つけてしまいます。
柔らかいのは毛が寝てしまって毛先が歯面にまっすぐ当たらなくなってしまうのでこれもやめてください。
毛の硬さは普通のタイプが一番です。
4番目に大切なのは、歯ブラシの毛の密度です。
私なら歯ブラシのヘッドの大きさは小さめで、その中になるべく毛が密集しているものを選びます。
毛の先端が歯面に当たることで汚れが取れますので、毛先がたくさんあるほうがより効率的に汚れが落ちるのと、毛が多いと歯ぐきも傷がつきにくくなります。
5番目に大切なのは、毛の素材なんですが、これはナイロン製のものがよいです。
最近ナイロン製じゃないものは現在はほとんどないとは思いますが、昔は豚毛とか馬毛の素材で出来たものがありました。
歯ぐきを傷つけない点ではいいのですが、なかなか乾燥しないので不衛生になるため、現在ではナイロンが良いと思います。
歯磨きが終わったら必ずよく水洗いをして、水をよく切ってから風通しのいいところで乾燥させる事が大切です。
そんな5つのポイントから本当におすすめする歯ブラシはこれ!
ジーシー GC ルシェロ B-10 歯ブラシ
この歯ブラシは、GCというメーカーのものなのですが、一般の方向けにはあまり商品を販売していないので、聞いたことがないかもしれません。
しかし、歯科業界ではめちゃくちゃ有名なメーカーです。
今までは歯科医院専売でしか売られていなかったのですが、最近はAmazonや東急ハンズなどでも買えるみたいですね。便利になりました。
特徴は
プラークの効率的な除去を目的としたベーシックタイプで毛先がフラット。
汚れを除去する効果の高いラウンド毛を2段に植毛してあります。
歯肉が健康な方から歯肉炎に移行しかけている方までご使用いただけ、日常的なカリエス・歯周病の予防に適しています。
すごいのが、3列目以降の毛が、長い毛と短い毛を混合させた2段植毛で、長い毛、短い毛ともにラウンド毛とすることで高い除去効果を発揮し、ブラシを横に動かすだけでも歯間部まで毛先が入り、プラークを除去します。
短い毛の部分は歯面を刷掃するのに効果的で、長い毛の部分が歯間部まで刷掃してくれます。
さらに先端部に毛の角度をつけて植毛してあり、毛先を集中させてあります。
そのため歯の一番後ろ側にまで回り込んで磨きやすくなり、歯の間や歯の溝に毛束が入り込んで汚れを搔き出す効果があります。
写真引用 GCホームページ
ジーシー GC ルシェロ B-20 ピセラ 歯ブラシは10代や口が小さい女性向けにもう少し小さいタイプ
先ほど紹介したルシェロB-10は成人の男性の方向けです。
10代や、口があまり大きくない女性の方には少し大きいかもしれないです。
そういう方にはこちらの
ジーシー GC ルシェロ B-20 ピセラ 歯ブラシがおすすめ。
歯磨き粉を選ぶとき、知らないと歯ぐきがボロボロになる成分を必ずチェックして!
前回、歯を白く保ちたいなら歯医者での定期的なクリーニングとホワイトニング効果のある歯磨き粉の併用が一番有効ですよと書きましたが、
その記事はこちら
今回はホワイトニング効果のある歯磨き粉を選ぶときに注意してほしい事と、おすすめの歯磨き粉を紹介したいなと思います。
実は歯磨き粉には2種類あって、きちんと有効成分が含まれた効果の期待できる歯磨き粉と安価で歯を磨いた気分にさせるためだけに作られた効果どころか歯ぐきをボロボロにしてしまう歯磨き粉があるのです。
おおげさやな!って思うかもしれませんが本当です。
人間の体はすべて皮膚で覆われてますよね。
皮膚というのは体を害から守るように出来ていますので、ボディーソープやシャンプーや洗剤などが多少皮膚に触れたとしてもそんなにすぐに害として現れません。
でももちろん長時間皮膚につけたままで放置すればただれたりしてきます。
そのボディーソープやシャンプーや洗剤に使われているのと同じ成分が歯磨き粉にも普通に使われているってしってましたか?
口の中というのは粘膜なんです。
粘膜というのは非常に薄く吸収率は皮膚に比べて10倍から20倍とも言われています。
そんなデリケートな場所を洗剤と同じ化学物質が入った歯磨き粉をたっぷりつけて硬い歯ブラシでごしごし磨くとどんなことが起こるか想像できますよね。
歯磨き粉を選ぶときに必ず見てほしい成分について詳しく書いていきたいと思います。
歯磨き粉を選ぶなら必ず成分をチェック!白くなるどころかボロボロになっちゃうよ
歯磨き粉に使用されている主な危険な成分は2つあります。
- ラウリル硫酸ナトリウム(発泡剤)
- サッカリンナトリウム(甘味料)
これら2つは人体に害を及ぼす影響のあるものとして知られています。
そんな害を及ぼす成分が入っている歯磨き粉なんてあるわけないじゃんって思います?
では今すぐ洗面所にいって自分が使っている歯磨き粉の成分をチェックしてみてください。きっと入ってると思います。それぐらい普通に使われているのです。
ドラッグストアで安価で買える歯磨き粉にはほぼ入っているでしょう。
ラウリル硫酸ナトリウムは石油系の合成界面活性剤でいわゆる発砲剤です。
歯磨き粉がよく泡立つためにだけ入れられています。
泡立つと汚れがよく落ちていると人は錯覚します、この錯覚をメーカーは利用してより泡立つものを作るために人体に害がある成分でも使用するのです。
実はこのラウリル硫酸ナトリウムはシャンプーにもほとんどのメーカーが使用しているのですが、安価な合成界面活性剤としてメーカーは使うのを辞めません。
なぜなら泡立ちがよくて安いから。
今シリコンシャンプーがよくないといってノンシリコンシャンプーが流行っていますが、シリコンよりも本当に危険なのはこのラウリル硫酸ナトリウムなのです。
もしノンシリコンシャンプーを髪のために選んでいるのなら是非、界面活性剤に何が使われているかもチェックしてください。
ラウリル硫酸ナトリウムが使われているならそのシャンプー本当は髪にやさしいシャンプーではないですよ。
おすすめのシャンプーは合成界面活性剤を使用しないアミノ酸系のシャンプーです。
私が使っているおすすめのシャンプーはこちら
雑誌にも掲載!人気の100%天然由来のノンシリコンシャンプー
話がそれましたがラウリル硫酸ナトリウムは食器用洗剤やお風呂用洗剤にも使用される洗剤業界では大人気な合成界面活性剤なんです。
そんな界面活性剤を口の中に入れていたなんて信じられますか?歯ぐきの調子が悪い方もしかしたら歯磨き粉が原因かもしれないですよ。
そしてもうひとつの成分がサッカリンナトリウムです。これは甘味料なんですが、人工的に作られた合成甘味料で発ガン性が疑われています。
もちろん歯磨き粉を飲み込む人はいないでしょう、しかし100%体内に入らないと保証できますか?
歯磨き粉がなんとなく口に残った状態で水を飲んでしまったりしたことないですか?
ましてや子供が間違えてのみこんでしまったら?考えただけでも怖いです。
ホワイトニング用の歯磨き粉に限らず普通に使用する歯磨きをを選ぶときもよく成分をチェックしてください。知らないでは済まされない成分です。
歯科衛生士が自信をもっておすすめする歯磨き粉はこれ
普段の歯磨き粉として使用するなら、フッ素が配合されている歯磨き粉がおすすめです。
フッ素は唯一虫歯予防効果が認められている成分なので、入っている歯磨き粉を使用すると入ってない歯磨き粉より20%以上も虫歯の発生を抑制できます。
歯の表面を修復するなら歯の成分と同じハイドロキシアパタイトが配合された歯磨き粉がおすすめです。
エナメル質を修復してくれるので歯の表面がつるつるになります。
ホワイトニング効果を期待するなら着色除去効果の高い研磨剤が入っているものか、歯の表面の汚れを浮き上がらせる成分の入ったものがおすすめです。
フッ素配合のおすすめ歯磨き粉
<ライオンチェックアップジェル>
歯医者さんも一押し!高濃度フッ素配合、研磨剤不使用、低発泡性、キシリトール甘味料使用。
研磨剤が入ってないので、歯が白くなる効果はないです。
ただし、チェックアップスタンダードとチェックアップkodomoには少量ですがラウリル硫酸ナトリウムが入っているので気をつけてください。
ハイドロキシアパタイト配合のおすすめ歯磨き粉
ホワイトニング効果のあるおすすめ歯磨き粉
<スーパースマイル119g>
ホワイトニング先進国アメリカで大人気のホワイトニング歯磨き粉。歯科関係者も愛用してる人多数。フッ素も高濃度配合、研磨剤として重曹と炭酸カルシウムなどの数種類の成分を使用、カルシウムやマグネシウムも配合されているので再石灰化が促進される。
独自成分のカルプロックスという成分が着色汚れを強力に分解するため歯の表面を守っている被膜も分解するので使用中は着色する食べ物は控えたほうがいいです。
スーパースマイルには過酸化物(日本では認められていない歯自体を白くすることが出来る成分)を含むアクセラレーターがセットになった商品もアマゾンで購入できます。これはアメリカからの並行輸入品だから可能なことなので、使用に関しては自己責任でお願いします。
(内緒ですがセルフホワイトニングにいくより確実に白くなりますよ)
*漂白成分はアクセラレーターの方に配合されています
(ただ残念なことに甘味料にサッカリンナトリウムが使用されています。ラウリル硫酸ナトリウムは不使用なので歯ぐきがボロボロにはなりません。ホワイトニング効果は間違いないのですが、使用後によくすすぐことをおすすめします。もし不安なら使用しないでください。)
今話題のブリス菌を使用した食べられる歯磨き粉大人用ブリアンが気になる
実は最近気になっている歯磨き粉があるんです。
その歯磨き粉は、ブリス菌という、生まれつき虫歯が出来ない人の口腔内にしかいないといわれている菌を配合した歯磨き粉だそうです。
しかも、歯磨き粉といっても、殺菌剤・発泡剤・界面活性剤などのすべての成分を一切使用しておらず、すべて自然由来の食べられる成分のみを使用しているのだそうです。
どうも、この大人用ブリアンを使用して歯磨きを続けていると、口の中の環境が虫歯になりにくくなっていき、虫歯だけでなく、歯周病や口臭の予防にもなるという夢のような歯磨き粉なんです。
ほんとにそんな効果があるのか、最初は信じられなかったのですが、一度試してみないと気がすまない私は、買って見ました。
そして、毎日2袋使ってみたのですが、使った後は本当に口の中がすっきりして、変な味も残らず、かなりいい感じです。
まだ使い始めたばかりなので、わかりませんが期待できそう!
もし気になった方は、公式HPを見てみてください。
今ならかなり安くなってるみたいです。
60日間は返金保障もついてるし、試してみるだけでもいいかも。
だまされないで!セルフホワイトニングでは歯は白くなりませんよ。どうすればいいか教えます。
こんばんは歯科衛生士のAYUです。
今日はこのブログをはじめて2回目の投稿です。正直何を書こうか悩みました、でもとりあえず最近気になっているいることから書こうと思いました。
「歯を白くしたい」これって誰しもが願っていることですよね。何を隠そう私も歯を白くしたいと毎日思っています。
歯を白くすることを「ホワイトニング」といいます。
もちろんほとんどの人が知ってますよね。そしてホワイトニングするには歯医者にいってする方法と自宅でする方法があります。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングといいます。この2つはれっきとしたホワイトニングです。
でも最近安価で出来るセルフホワイトニングというホワイトニングが流行ってると聞いてびっくりしました。セルフホワイトニング?え?セルフって事は自分でするって事?自分でするならホームホワイトニングも自分でするけど、違うもの?と少々パニックになりました。
そしてネットで調べてみてさらにびっくり、セルフホワイトニングのお店をやっているのは普通の一般人の方で歯科衛生士でもましてや歯科医師でもないということ、そしてホワイトニングと言っているのに、実際使っている薬剤は歯を白くする成分は入っていないこと、もちろん歯を白くする成分が入っている薬剤を一般人が使用してお店をしていたら捕まりますけどね。
ではセルフホワイトニングっていったい何なんでしょうか?専門的な事も含め調べてみましたので読んでみてください。
セルフホワイトニングでは歯の表面の着色を取っているだけで歯自体は白くならない
歯を白くする方法はそもそも3種類にわかれます
- クリーニング
- ホワイトニング
- 歯のマニキュア
この3つが歯を白くする方法なんですが、セルフホワイトニングはこのうちの1に含まれるのです。
歯の表面についたコーヒー、紅茶、お茶、タバコのヤニなどのよごれはクリーニングを行うことで簡単に取ることが出来ます。
クリーニングは歯科医院で保険の範囲内で行うことが出来ます。歯科医院では歯の表面の汚れを取るために、超音波という機械で歯石や着色を取り除いていきます、そしてある程度取り除いてからブラシやカップに研磨剤をつけて表面を磨き上げます。クリーニングを行うだけでも歯はかなり白くなります。
ではセルフホワイトニングではどのようにして歯の表面を白くするのでしょうか。色々な方法が各お店であると思うのですが一般的な方法としては、
- 歯の着色が浮き上がる成分の入った歯磨き粉でまず自分で歯を磨きます。
- 歯の表面の水分をふき取り、開口器という口を広げる器具をつけて薬剤を歯の表面に自分で塗っていきます。
- LEDライトを当てて待ちます
- 口をゆすいで終了
このような感じですね、自分で行うのでかなりめんどくさいと思います。
セルフホワイトニングで使用している薬剤ですが、成分としては、酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、ポリリン酸などが主成分で出来ています。
実際歯科医院で使用するホワイトニングの薬剤は過酸化水素水または過酸化尿素、過ホウ酸ナトリウムといった薬剤を使用します。これらの薬剤は劇薬なので日本で使用するには医師や歯科医師といった資格が必要です。
セルフホワイトニングで使用している薬剤の成分は歯の表面の汚れを浮き上がらせる効果が期待できます。よくドラッグストアで売っている高級なホワイトニングが出来ると書いてある歯磨き粉にもこのような成分が入っています。
ぶっちゃけこれらの歯磨き粉を使って毎日しっかり歯磨きすればまあまあ歯の表面はきれいに白くなると思います。それはほとんどの方が歯の表面に着色があり、普段使用している歯磨き粉や歯磨き方法ではその着色を取り除けていないので、そういった方が、着色成分を浮き上がらせる効果の在る歯磨き粉を使っていつもより丁寧に磨けば確実に白くなるでしょう。
セルフホワイトニングではさらにLEDで照射するのですが、実はこれがさらに白くなったように錯覚を起こさせるのです。もちろん防護用のめがねをかけるのですが、光を長時間当てることによる光像感反応によるもので、1回目にはすごく白くなったような気がするのです。
ですが残念ながらこの効果は1回目のみで2回目からはあまり感じられないでしょう。
セルフホワイトニングの費用は1回3000円から5000円。大体の店は1回目はクーポンなどで割引をして、白くなったと勘違いした方に回数券をおすすめして購入してもらうようですね。2回目からはそれほど白くなる実感は得られないのですが、回数券は払い戻しが出来ないシステムです。だまされないように気をつけてください。
安価に歯を白くしたいなら歯科医院でクリーニング+ホワイトニング用歯磨き粉で自宅ケア
歯科衛生士の私のおすすめは、歯科医院でのクリーニングを定期的に行い、自宅でホワイトニング効果を謳っている歯磨き粉で磨くことがもっとも安上がりです。
皆さん歯医者でのクリーニングが高いと思ってませんか?実は定期的に行う歯のクリーニングは保険が適用されます。
保険が適用されると歯科医院での歯のクリーニングは1回3000円から4000円で収まります。これってセルフホワイトニングより安いんですよ(笑)
歯科医院での定期健診では、虫歯のチェック、歯ぐきの検査、歯石の除去、歯面研磨を行います。もちろんこれらは歯科医師またはしっかり訓練をした歯科衛生士が行います。
家でホワイトニング効果のある歯磨き粉で磨くだけでは、歯の表面に強固に付着した歯石や着色、ヤニなどを取り除くのははっきり言って無理なんです。もちろんセルフホワイトニングもです。
なぜかというと、歯石やヤニはそういった薬剤では浮かび上がりません。
実は歯科衛生士が超音波という機械で取るのもかなりの力と時間が必要なんです。
超音波という機械は強力な音波をスケーラーというチップの先端から放出させ、針のような細いもので少しずつ引っかいて取り除いていくのですが、パワーをあげると歯石などはがんがん取れるのですが、歯面に傷がいき、かなり神経に痛みを生じます。
歯科衛生士はなるべく痛みが出ないように傷もつかないように最小のパワーで少しずつ少しずつ汚れを取り除いていきます、なのでめちゃくちゃ時間がかかります。たとえるならスクラッチカードを針ですべて取り除いていくような感覚です。
もし超音波で歯石を取るときに痛みを感じてもういきたくないと思った方は、その歯科医院はやめたほうがが良いでしょう。痛くないようにするのがプロの歯科衛生士です。
痛かったら我慢せず、痛いときちんと伝えましょう。上手な歯科衛生士なら必ずパワーを弱めてくれるはずです。
もし痛みで取り除けなかった場合は手動で一本一本歯石を取り除きます。そのようにして汚れを取り除いた上で歯の表面を研磨剤入りのペーストで磨いていきます。超音波で少なからず傷がいってしまった歯面をきれいに整えるためです。最後に歯の表面をフッ素などの薬剤で整え、歯の表面を保護します。
これだけのことを保険で行うことが可能なのです。歯科医院によっては数回に分けたり、内容を端折ったりする医院もあると思います。歯科衛生士のいない医院でこのような処置を行うのは実質無理なので、歯科医師が短時間で終わらせる場合があります。
あなたが歯科医院で予約をとるなら、是非歯科衛生士がいるか確認して、クリーニングの予約時間を聞いてみてください。30分以上の予約をとってくれない場合はやめておいたほうが良いでしょう。最低30分以上の予約を取ってくれる医院を探すのが得策です。出来れば1時間取ってくれる歯科医院ならまちがいないと思います。
実際私が勤めている歯科医院では歯科衛生士の予約で1時間お取りしています。私はなるべく1回ですべての汚れをとるように努力しています。
そしてせっかくきれいによごれをとっても実際はすぐにまた着色はついてしまいます、そうならないためにホワイトニング効果のある歯磨き粉は是非使っていただきたいです。
歯のクリーニングは3ヶ月から6ヶ月ごとに来ていただけると歯石やヤニが強固に着く前に短時間で除去できます。
これが一番安上がりな歯のホワイトニングだと、歯科衛生士のAYUが保証させていただきます。
もちろん虫歯や歯周病といった歯の疾患がある場合はそちらの治療が最優先となりますので、歯のクリーニングはそれらの治療が終わってからになりますが、希望すれば治療の合間にクリーニングだけしてもらえると思いますので、歯医者さんと相談してみてくださいね。
今回は歯のクリーニングのことだけで終わってしまいましたが、ホワイトニングのことはまた書いていきます。おまちください。
歯科衛生士という仕事は実は女子が目指すのに一番おすすめの資格
はじめまして歯科衛生士のAYUです。
ついに自分のお仕事の事をブログに書く事にしました。
実はこのブログを書く前にもうひとつブログを始めているのですが、そのブログは特化型ブログなので自分の興味のあることや、得意なこと、今日見た面白い出来事なんかを書くことができず、少しむずむずしていたんです。
このブログでは歯科衛生士の資格のこと、給料のこと、国家試験のこと、歯周病や歯ぎしりなどの歯の健康のこと、ホワイトニングやクリーニングなどの歯の美容のこと、そんな歯の事をメインに書いていくんですが、歯科衛生士のAYUが日々感じる日常やお伝えしたい情報なども発信していけたらなと思っています。
突然ぜんぜん歯に関係ないこと書いたりしますが許してくださいね(笑)
歯科衛生士って知っていますか実は女性が持っていると一番役に立つ資格なんです
では簡単にですが私が歯科衛生士になるまでの道のりを紹介します。
高校3年で進路を決めないといけなかったとき、将来絶対就職に困りたくなかったので何か資格が取れる大学か短大に行こうと考えました。
進路指導室にあった全国短大進学ガイドを手に取り、関西で国家資格が取れる短大を見ているとそこにあった歯科衛生士という資格。
歯科衛生士は就職率が高いおすすめの資格と書いてありました。正に私が探している資格だと思いそれからいろいろ調べて歯科衛生士になろうと決心しました。
当時関西で歯科衛生士の国家資格が取れる短大は一校しかなかったんです、他はすべて専門学校でした。私は高校での成績は悪くなかったですし、通っていた高校もそんなに偏差値の低い高校ではなかったので、専門学校ではなく短大に行きたかったのです。
その短大は関西女子短期大学という聞いたことのない短大でした。偏差値もそんなに高い学校ではなく私の成績であれば合格できそうでした。
私は神戸に住んでいるのですが、その短大は奈良寄りの大阪の南の端にあり、通うには通学時間が2時間半 でした。
普通に考えたら家から近い甲南女子短期大学や武庫川女子短期大学に進学するのが普通でしたが、私はその聞いたことがない短大に無性に行きたくなりました。
関西に唯一の歯科衛生士の資格が取れる短大、家から遠い、入るのにそんなに難しくなさそう、そんな条件に魅力を感じてしまいました。もちろん通っていた高校から入学した人はいません。私が合格すれば初めてです。
そして私はこの短大一本に絞り、ほかの学校には見向きもせず受験勉強をしました。滑り止めに何校も受けるなんて私にとっては無駄でしたし、他の所に受かったとしても行かないのであれば意味がないので受験料の無駄です。
そして無事合格。晴れて関西女子短期大学の保健学科、歯科衛生士コースに入学できたのです。
当時、関西女子短期大学には保育学科と保健学科があり保健学科には歯科衛生士コース以外に、養護教諭コース、理学療法士コース、などがありいろんな医療の国家資格が取れるめずらしい学校でした。現在は保育学科、養護保健学科、歯科衛生士学科、医療秘書学科に変わっているようですね。
そして下宿はせず、2年間毎日2時間半かけて通学する選択をしました。これは本当につらかったです。現在は3年制になっており3年間通わないといけなくなりました。
短大ですので2年で国家試験を受けるための知識をすべて学ばないといけませんので、毎日4時限目までみっちり授業がありましたし、相互実習や臨床実習などもあり、楽な大学生活なんて全くなく毎日勉強と通学、バイトの繰り返しの日々でした。
他の学校に入学した友達がサークルに入ったり合コンしたり飲みにいったりしているのに私は毎日勉強ばかりしていました。
でもその努力が歯科衛生士になったことで本当に報われました。私は一生食べることに困ることはないと感じます。
歯科衛生士は就職率100%の引き手あまたの職業なんです。現在歯医者はコンビによりも多く歯科衛生士が全く足りない状況なのです。それはなぜかはまたこれからおいおい書いていきますね。
そして現在この仕事をしているのはほとんどが女子です。男子も歯科衛生士の資格は取れますが、私は正直男性の歯科衛生士に会ったことがありません。
実は歯科衛生士のお給料はそんなに高くありません、短大や大学を卒業して一般企業に就職したOLさんのほうが多いかもしれません、ではなぜ一番おすすめなのか、それは結婚して子供ができたときにわかります。
OLの場合出産を機に退職したとしましょう、子育てが一段落してさぁまた仕事をしたいとなった時、仕事あると思いますか?いくら良い大学や短大を卒業していい企業に就職していた人でも資格がなければ、時給900円前後のパートが見つかればいいほうです。
しかし歯科衛生士は違います、出産を機に仕事をやめたとしても、子育てが一段落して、午前中だけ働きたい、土曜日だけ働きたいとかそんなわがままな働き方だって通用します。しかも時給は1200円以上、1500円だって見つかります。
私は短大に行きましたが、専門学校を卒業した歯科衛生士だって同じです。どんなに頭がよくったって専門学校卒業の歯科衛生士に負けてしまうんですよ。
もちろんもっとすごい国家資格を持っていればそれに越したことはありませんがあまり勉強が好きじゃない、大学どころか短大だって行けなかった女の子が、歯科衛生士の専門学校でがんばれば、最後に勝ち組になれるのです。
歯科衛生士の国家試験は合格率は95%以上、学校に入ればほとんどの人が合格できる
そしてそんなすごい資格の歯科衛生士の国家試験ですが、毎年本当に高い合格率なんです。合格率は95%で、専門学校でも入学さえできればほとんどの人が合格できてしまいます。
それは国家試験が簡単なわけではないですよ、国家試験の科目は9科目もありすべて専門的な内容でほんとに勉強しないとだめなのですが、3年間毎日授業にでていれば合格できるように教員が導いてくれます。
その間は本当につらいですが、資格がとれればこっちのものです、就職率100%なので自分に合う職場をより取り見取りで選ぶことができるんですよ。
まだまだおすすめの理由はあるのですが今日はこれくらいにしておきます。
それではまた。