前歯が欠けた時に掛かる費用、治療法を徹底解説!~サバゲーブロガーゆきおさんからの質問~
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こんばんは、歯科衛生士のAYUです。Follow @ayuchanhonpo
今回の記事も無名の逆襲のメンバーから質問をいただいたのでお答えしたいと思います。
前回はサトさんからのご質問で起きている時の噛みしめ、食いしばりの対処法~無名の逆襲サトさんからご質問いただきました~という記事を書かせていただきました。
サトさんが書いてくださった記事はこちら⇒
ありがたいことに、この記事のアップの直後に無名の逆襲メンバーサバゲーブロガーゆきおさんからこんなコメントいただきました。
このコメントを読んで吹き出しそうになったんですが、あくまでまじめにご質問してくださったようなので、私もまじめにお答えさせていただきます。
今回ご質問くださったサバゲーブロガーゆきおさんは、私と同じ無名の逆襲というブロガーグループの一員で、サバイバルゲーム歴7年という経験をいかした、ゆきおのサバゲーなる人生というサバイバルゲームに興味があるけど、一歩踏み出せない人のために、サバゲーの魅力や装備の選び方や戦い方、初心者向けの情報などを発信するブログをかかれています。
まさにそんなサバゲーブロガーならではの質問で、ウケてしまいました(笑)
BB弾って歯に当たると欠けちゃったりするくらい威力があるんですね。びっくりしちゃいました。
たったしかに、威力ありそう。結構本格的なんですね、、、
そんな、サバゲーブロガーゆきおさんから改めていただいた質問はこちら
- BB弾が歯に当たって前歯が欠けた時に掛かる費用について
- 保険と自費ではどのくらい費用が違うのか
- また使う材料によっての見た目の違い、 メリット、デメリットについて
- 歯だけではなく神経まで達してしまっていた場合の費用について
ということで、上記4つの質問について、お答えしていこうと思います。
前歯が欠けた時に選ぶ事ができる治療法と費用
BB弾が当たった場合でなくても歯が欠けてしまうことって意外と多いですよね。
ほんの少し先端が欠けた位ならあまり痛みも無くほっておく方も結構いらっしゃいます。ただ、実際は歯が欠けるということは歯の根っこや骨の方にもかなりの衝撃が掛かっていますので痛みがなかったとしても、一度歯科医院での受診をおすすめします。
そして幸いにも、歯が欠けただけで根っこや骨の方には特に異常が見られ無かった場合、見た目を綺麗に治す方法は、6種類ほどあります。
それは、保険の範囲内で治療した場合、自費で治療した場合、さらに歯の欠けた位置が、神経に達していない場合と神経まで達してしまっていた場合で細かく変わってきますので比較していきましょう。
欠けた部分が神経に達していない場合
保険治療 | 自費治療 | |
---|---|---|
小さな欠損
(歯の先端少しだけが欠けた場合) |
コンポジットレジン充填 かけた部分をプラスチックの樹脂で再現する修復方法 メリット ・見た目はほぼ綺麗になおる。 ・保険でできるので2千円~3千円の費用でおさまる デメリット ・プラスチックという素材なため、年月が経つと変色したり、力が掛かると再度かけてしまう恐れがある。 |
ラミネートベニア 歯の表面を一層削り、表面に薄いセラミックの修復物を接着する方法 メリット ・見た目は隣の歯と同じくらいに綺麗になる。 ・年月がたっても綺麗な状態がたもてる デメリット ・セラミックなので自費治療となり、費用が5万~10万ほどかかる |
大きな欠損
(歯の半分以上の範囲で欠けた場合は全体を削って被せる方法で修復します) |
硬質レジン前装クラウン 金属の冠の表面に硬質レジン(硬いプラスチック)を貼り表面の見える部分は白く仕上げた修復物 メリット ・強度が強く壊れにくい ・保険が適応されるので5千円~6千円の費用でおさまる デメリット ・正面から見た場合、白い歯に見える。
・透明度はセラミックよりは低い。 ・表面はプラスチックのため年月が経つと変色してしまう。 ・大きな口を開けると裏側の金属がみえてしまう |
ハイブリットレジン前装クラウン 金属の冠の表面にセラミックとレジン(プラスチック)を掛け合わせた素材を貼り表面を白く仕上げた修復物 メリット ・硬質レジンより隣の歯とほぼ同じ色に仕上げる事ができる ・セラミックより割れたり欠けたりする事が少ない デメリット ・年月が経つと多少色が変色してしまう ・3万円~5万円くらいの費用がかかる |
メタルボンドクラウン 金属の冠の表面にセラミックを貼り表面を白く仕上げた修復物 メリット ・隣の歯とほぼ同じ色に仕上げる事ができる ・強度が高く年月が経っても色が変わらない デメリット ・7万円~9万円くらいの費用がかかる ・オールセラミックに比べると透明度がおとる ・年数が経ち歯ぐきが下がってくると境目に金属が見えてしまう |
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オールセラミッククラウン 金属を一切使わず、全てをセラミックで仕上げてある修復物 メリット ・透明感がありほぼ元の歯を再現できる ・経年劣化が全く無い ・金属アレルギーの心配がない デメリット ・強度があまり無く、衝撃によって欠けてしまう危険がある ・8万円~15万円くらいの費用がかかる |
欠けた部分が神経に達している場合
もし歯が欠けて神経が出てしまった場合は、すぐに歯科医院に行くようにしてください。もちろんものすごく痛いはずですので、言われなくても歯科医院に行くとは思いますが、欠けた部分に触れないように安静にして、なるべく早く診察してもらうことをおすすめします。
欠けた部分が神経に近かったり、既にむき出しになってしまった場合は、まず神経の処置を行います。
神経の処置については歯の根っこの治療が長いのには理由があるんです!根管治療の流れ全部おしえます に詳しく書いてますのでそちらを参考にして下さい。
保険の場合
神経の処置が完了したあとは、被せ物を被せるための土台をまず入れるのですが、保険で治療する場合は金属の土台を入れます。
この場合、神経の処置と金属の土台分の費用が被せ物の費用にプラスされると考えてください。
こちらの費用は保険がききますので、治療回数にもよりますが、大体5千円から6千円くらいの費用で土台を入れるところまでの処置ができます。
それにプラスして、硬質レジン前装クラウンを入れる費用が掛かりますので、トータルでは1万円~1万5千円くらいの間で治療が完了すると思います。
自費の場合
神経の処置のあと、自費で被せ物を入れる場合は、オールセラミックの場合は透けてしまうので中の土台もファイバーコアという白い素材のものを使用します。
ファイバーコアの場合、1万円~3万円の費用が掛かります。オールセラミックの被せ物の費用と合わせると、9万円~18万くらいの間で治療できると思います。
土台(コア)には他にもレジンコア(5000円~2万円)、ゴールドコア(1万円~3万円)といったものもありますので、見てもらった歯科医院で詳しく説明を聞くようにしてください。
まとめ
前歯が欠けてしまった場合の治療費は、欠けた部分の大きさや、神経が出ているのか、保険で治療するのか、自費で治療するのかなどにより大きく変わってきます。
前歯は一番目立つ部分ですので、欠けた歯を治す時にはどういった方法があって、費用がどのくらい掛かるのかを一覧で見やすいようにまとめてみました。
先端が少し欠けたと言うくらいでしたら、保険のコンポジットレジンでの修復でも全くわからない程度まで治す事が可能です。
大きく欠けてしまった場合は、保険での治療では見た目にかなり違和感が残るのは覚悟しないといけないと思います。
もし欠けた歯がある場合は持っていけば接着材でつけれる場合もありますので、大切に保管して歯科医院に持参するようにして下さい。
では、今回の記事を参考にして、自分にあった治療を選んでいただきたいと思います。
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