歯科衛生士のお姉さんはこんなことを考えてます 歯の疑問や虫歯の自費診療のことホワイトニングのこと給料、資格のこと全部書きます

歯科衛生士が歯科の疑問や虫歯の自費診療やホワイトニングの料金や給料、国家試験など気になることを全部暴露するブログ

にほんブログ村 健康ブログ 歯磨き・歯の健康へ
にほんブログ村

歯の根っこの治療が長いのには理由があるんです!根管治療の流れ全部おしえます

スポンサーリンク

 

 

f:id:ayuchanhonpo1105:20171105201216j:plain

こんばんは歯科衛生士のAYUです。

 

今日は歯医者の治療の中でも、何をされているのかわからない上に、やたら何回も通わされて、何でこんなに回数かかるんだよ!と思われてしまう、歯の根っこの治療について書いてみようと思います。

 

どおして歯の根っこの治療は何回も通わないといけないんですか?

それは歯の根っこの中を綺麗に掃除して中を無菌状態にしないと駄目だからなんですよ 

一回で綺麗にならないんですか?

そうなんです、一回では歯の根っこの中全部を綺麗にするのは難しいんです。しかも歯の根っこは一本の歯に一本ではなく奥歯なんかは三本もある歯もあるんですよ

えっ?一本の歯に三本も根っこがあるんですか?

奥歯は歯が大きいので根っこの本数も増えるんですよ

じゃあ奥歯だったら三本全部の根っこの中を綺麗にして無菌状態にしないといけないんですね

そうなんです、一本の根っこの中を綺麗に掃除して、無菌状態にするのに最低でも3回はかかるので、同時進行したとしても回数がかかるのは仕方ないんですよ

だからあんなに何回も歯医者さんに通わないといけないんだ

 

歯は鏡で見ると歯茎の中に埋まっているので見えませんが実はしっかりと歯ぐきの下にある歯槽骨という骨の中に埋まっています。前歯はそんなに噛む時に力がかからないので根っこは一本なんですが、奥歯は時には自分の体重分くらいの力を受け止めないといけないので根っこの本数も増えてくるんです。

f:id:ayuchanhonpo1105:20171105085821j:plain

 

そんな根っこの中には根管という管が入っているのですが、一本の根っこに二本の管がある場合もあるので、時には一本の歯に四本の管がある場合もあるので、めちゃくちゃ時間がかかるのです。

 

ではそんな根っこのお掃除の治療の流れをわかりやすく解説していきます

 

根管治療の流れ、これを見れば何故時間がかかるかわかります

1.虫歯が進行して、歯の神経まで進んでしまったり、歯の神経が何らかの原因で汚染され根っこの先に膿がたまってしまったりすると、強い痛みが起こります。

f:id:ayuchanhonpo1105:20171105102137p:plain
f:id:ayuchanhonpo1105:20171105102310p:plain

 

2.その痛みをとるためには、歯に麻酔をして神経を取らなければ治りません。その治療を抜髄と言います。

f:id:ayuchanhonpo1105:20171105102305p:plain
f:id:ayuchanhonpo1105:20171105102258p:plain
f:id:ayuchanhonpo1105:20171105102255p:plain

 

3.根っこの中の歯髄という神経をとっても、中に細菌に感染してしまった歯髄が少しでも残っているといつまでも痛みが取れなかったりして再発を繰り返してしまうので、根っこの中が完全に無菌になるまで、針金のようなものでこすりとらないといけないのです。

 

4.こすりとるだけでは無菌にはならないので、何度か消毒薬を入れて、細菌を殺します。

f:id:ayuchanhonpo1105:20171105102250p:plain

5.根っこの先端まで綺麗に掃除ができ、中が無菌になったら、今まで歯髄があった管の中に緊密に樹脂のようなもので埋めます。それを根管充填といいます。

 

そしてその上に土台となる金属の芯を入れて、上から被せ物を被せて終わりなのです。

f:id:ayuchanhonpo1105:20171105102331p:plain

根っこの治療をして被せ物が入るまでの回数

根っこの中の神経をとるのに1回

根っこの中の細菌に犯されている歯髄をすべて取り除くのに最低でも3回

根っこの管に歯髄のかわりになる樹脂で埋めるのに1回

土台となる金属を作るための型どりに1回

土台を接着して被せ物の型どりに1回

被せ物を接着するのに1回

 

最低でも8回はかかると言えるでしょう。これは歯の根っこが一本の場合で、割と順調に歯の根っこの掃除が進んだ場合です。

 

ほとんどの場合、歯の根っこは狭窄していて、先端まで詰まっている事が多いので、それを少しずつ少しずつ細い針金で穴を開けていくのですが、狭い口の中で小さな針金で穴を掘っていく治療は本当に大変です。

 

そうした細くて複雑な根管の場合はさらに回数がかかってくるでしょう。

 

歯の根っこの治療を回数をかけて丁寧に治療してくれる歯科医師は良い歯科医師なのです

実はこの歯の根っこの治療、すごく大変な上に、時間も回数もかかるのに、歯科の保険点数的にはかなり低く、歯科医師にとって本音は、歯の根っこの治療は出来るならやりたくないと思っている先生がほとんどだと思います。

 

患者さんの中には、わざと回数を増やして、金儲けしようとしてるんじゃないの?と思う人もいると思うのですが、金儲け主義の悪い歯科医師は、歯の根っこの治療なんてせずにさっさと歯を抜いて、入れ歯やブリッチなどを入れるほうがいいと勧めてくると思います。

 

まじめに、神経を抜いて、歯の根っこの中を掃除して、穴を埋めて、土台を立てて、被せ物をするよりも、楽だし儲かるからです。

 

私は歯の根っこの治療に時間をかけて丁寧にしてくれる先生は、信頼できると思います。

 

歯の根っこの治療をした後は、必ずレントゲンを撮るのですが、そのレントゲンを自分でも必ず見せてもらってください。根っこの先端までちゃんと、充填物が来ているかチェックできます。

 

この充填物が歯の根っこの先端まで来てない場合は、その先生は丁寧な処置ができていません。

 

そのまま上に被せ物を作ってしまうと、また痛みが出た時に、その充填物をとかして取り除いて、また一から治療しなおしになりますので、必ず確認してくださいね。

 

まとめ

 

 歯の根っこの治療できることならしたくないですよね。

 

実際に歯にとっても神経を取るのはあまりよくありません。神経がない歯はある歯よりも寿命が短くなるとも言われています。

 

でも、どうしても歯の神経を取らなければいけなくなったとき、歯医者に何回も通うことは覚悟してください。

 

いい加減な歯医者ほど1回から2回で終わらせてしまいます。

 

回数をかけて、何回も消毒を繰り返してくれる先生は親切で丁寧な先生だと、言えると思います。

 

でもあまりにも不信感がある場合は、是非レントゲンのチェックをしてください。自分の目で見て、ちゃんと詰められていないなと感じた場合は、他の歯医者に変えるのも一つの手です。

 

自分の大切な歯ですので、しっかり知識を持って治療してもらうようにして下さい。

 

 

 

 

 

スポンサーリンク