歯科衛生士のお姉さんはこんなことを考えてます 歯の疑問や虫歯の自費診療のことホワイトニングのこと給料、資格のこと全部書きます

歯科衛生士が歯科の疑問や虫歯の自費診療やホワイトニングの料金や給料、国家試験など気になることを全部暴露するブログ

にほんブログ村 健康ブログ 歯磨き・歯の健康へ
にほんブログ村

ばれない矯正インビザラインのメリット、デメリット、治療の流れを解説します

スポンサーリンク

 

こんばんは歯科衛生士のAYUです。

 

皆さんは今まで歯の歯列矯正をやってみたいなと思ったことありませんか?私はあります。

 

元々矯正歯科で働いていたんですが、その時院長から無料で矯正してあげるよと言われて、試した事があったんですが、奥歯に器具をはめるために歯と歯の隙間をあけるために入れるゴムをはさんだだけで、痛すぎてギブアップした経験があります。

f:id:ayuchanhonpo1105:20170921001530p:plain

 

奥歯に挟んだんですが、痛いしかめないし絶対無理と思ったんですが、矯正してる人はもっと痛い思いをしてるし、それを我慢してるんだなと実感しました。

 

でも今となってはあの時無料でしてもらっておけばよかったーと後悔の嵐です(涙)

 

ただ、今歯に矯正器具をつけずに歯を動かして矯正できるインビザラインと言う、マウスピース矯正と言うのがはやりだしています。

 

聞いた事がありますか?マウスピースをはめるだけで歯が動くってなんだかにわかには信じられないですよね。今日はその矯正方法【インビザライン】について詳しくお話していこうと思います。

f:id:ayuchanhonpo1105:20170921001033p:plain

 

見た目が美しいインビザライン!痛みが少なく虫歯にもなりにくい、気になるデメリットは?

【インビザラインとは】

オーダーメイドで製作する薄い透明の装置をいれて、歯並びを矯正していく、マウスピース矯正のことを言います。

他にもマウスピース矯正には色々な種類がありますが、インビザラインはアメリカ・ヨーロッパをはじめ世界中で420万人以上の患者が使用したシステムで最近日本での認知度も上がっており、特徴としては最初に治療中に使用するマウスピースを全てコンピュータで解析し3D化して作成するものです。従来のマウスピース矯正は歯が動くたびに歯型を採りマウスピースを作成しなければならず、歯科医院に通う回数が多く、費用もかさんでいました。

インビザラインは最初に全てのマウスピースを作成することから歯科医院に通う回数が削減され、最初から最後まで一貫した治療が可能になったのです。

そして従来と同じく、マウスピース型の装置のため、装着していても周囲に気づかれることはほとんど無く、従来のワイヤー矯正のように、見た目を気にしたり、ご飯を食べる時に物が挟まったり、する事が無くいつも快適に過ごせます。

見た目が気になって今まで矯正に踏み込めなかった方や、金属アレルギーのある方におすすめです。

 

【メリット】

  • 目立たない
  • 痛みや違和感が少ない
  • 取り外しができる
  • 歯科医院に通う回数が少ない
  • 部分的な矯正が可能
  • 金属アレルギーの人でも安心

【デメリット】

  • 装置を一日20時間以上装着していないと歯が動かない
  • マウスピースを10日から2週間ごとに交換する必要がある
  • 食事の時にはマウスピースを外さないといけない
  • 途中で虫歯治療した場合装置を全て作り変えないといけない場合がある
  • 治療できないケースもある
  • 費用がワイヤー矯正より高い場合がある
  • 抜歯をしないといけないケースでは難しい
  • インビザラインの治療を行える医師がまだ少なく地方の場合、遠方に通わなければならない

【気になる費用は?】

インビザラインにかかる費用は症例によって変わるのですが、平均的な費用を調べてみました。

<インビザライン>

難易度の高い場合・・・約100万円~

標準的な場合・・・約80万円~100万円

軽度の場合・・・50万円~60万円

部分的な場合・・・30万円~40万円

f:id:ayuchanhonpo1105:20170921000732p:plain

<一般的なワイヤーを利用したブラケット矯正>

 歯の表に矯正装置をつける場合・・・60万円~100万円

歯の裏側に矯正装置をつける場合・・・110万円~150万円

f:id:ayuchanhonpo1105:20170921000721p:plain
f:id:ayuchanhonpo1105:20170921000717p:plain
f:id:ayuchanhonpo1105:20170921000725p:plain

 

ワイヤーを利用したブラケット矯正も色を目立たなくするセラミックタイプや歯の裏側にブラケットを貼るタイプだと100万は軽く超えてしまうのです。

インビザラインはワイヤー矯正より割高なイメージでしたが、そうでもない事がわかります。

 

もちろん地域や歯科医院によっても価格に差がありますが、HPなどを確認して自分に合う歯科医院をさがす事が大切ですね。 

矯正歯科をお探しなら
矯正歯科専門サイト『e-矯正歯科.com』で検索!

歯医者の口コミや目的で検索できるサイトはとても便利です。マウスピース矯正で探せば家の近くにいい歯科医院が見つかるかもしれません。

 

 

【インビザラインの治療の流れ】

1.カウンセリング

患者さんの悩みや治療に関する悩みをお聞きし、インビザラインが適応するか確認しメリットやデメリットを詳しく説明し、治療に入る前に不安を解消していきます。

 

2.精密検査

インビザラインを希望した場合、口腔内の詳しい検査を行います。レントゲン撮影や顔や口の中の写真をとり、さらに顔のデジタルスキャンを行います。虫歯治療が必要な場合は先に終わらせておく必要があるので、チェックします。特に治療が必要な歯がなければ、マウスピースを作成するための歯の型を採ります。

 

3.治療計画を決める

患者様一人一人に向けてカスタマイズされた3D治療計画書を作成します。この3D治療計画書は治療が完了するまでの歯の予測位置を確認する事ができ、それを元に米国のアラインテクノロジー社にマウスピースの作成を注文します。出来上がったマウスピースは日本に発送され届きます。この段階で費用や治療期間も決まります。

 

4.マウスピースを装着する

完全にカスタマイズされたマウスピースを患者様にお渡しし、使用における注意事項や取り扱いの説明をし、患者様自身に毎日装着してもらい、2週間ごとにマウスピースを新しいものに交換してもらいます。

 

5.定期検診を受ける

約6~8週間ごとに、治療の経過を検査してもらいに来院する。

 

6.治療終了後は歯を保定する

全てのマウスピースをはめおえて、治療が終了すれば、歯が元に戻ろうとすることを押さえ安定させるためにリテーナーという保定装置を作成し、はめてもらいます。

f:id:ayuchanhonpo1105:20170921000728j:plain

まとめ

今回は大人の方を想定して説明しましたが、子供でも歯が生え変わった永久歯列では可能です。ただ子供がマウスピースを昼間も必ず入れるように管理するのは難しいかも知れないので、その場合は外せないワイヤー矯正のほうが確実かもしれません。そこは歯科医院でよく相談してみてください。

 

マウスピースをきちんと装着しスケジュールをきちんと守れるなら効果はかなり期待できるでしょう。しかしズボラで、きちんと約束が守れないタイプの人は効果が出にくく、きちんと矯正できない可能性がありますので、そういう方は自分では絶対外せない従来型のワイヤー矯正が向いています。

 

自分にあった矯正方法を歯科医師とよく相談して決めることをおすすめします。

 

スポンサーリンク