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だまされないで!セルフホワイトニングでは歯は白くなりませんよ。どうすればいいか教えます。

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こんばんは歯科衛生士のAYUです。

 

今日はこのブログをはじめて2回目の投稿です。正直何を書こうか悩みました、でもとりあえず最近気になっているいることから書こうと思いました。

 

「歯を白くしたい」これって誰しもが願っていることですよね。何を隠そう私も歯を白くしたいと毎日思っています。

 

歯を白くすることを「ホワイトニング」といいます。

 

もちろんほとんどの人が知ってますよね。そしてホワイトニングするには歯医者にいってする方法と自宅でする方法があります。

 

オフィスホワイトニングホームホワイトニングといいます。この2つはれっきとしたホワイトニングです。

 

でも最近安価で出来るセルフホワイトニングというホワイトニングが流行ってると聞いてびっくりしました。セルフホワイトニング?え?セルフって事は自分でするって事?自分でするならホームホワイトニングも自分でするけど、違うもの?と少々パニックになりました。

 

そしてネットで調べてみてさらにびっくり、セルフホワイトニングのお店をやっているのは普通の一般人の方で歯科衛生士でもましてや歯科医師でもないということ、そしてホワイトニングと言っているのに、実際使っている薬剤は歯を白くする成分は入っていないこと、もちろん歯を白くする成分が入っている薬剤を一般人が使用してお店をしていたら捕まりますけどね。

 

ではセルフホワイトニングっていったい何なんでしょうか?専門的な事も含め調べてみましたので読んでみてください。

 

セルフホワイトニングでは歯の表面の着色を取っているだけで歯自体は白くならない

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歯を白くする方法はそもそも3種類にわかれます

  1. クリーニング
  2. ホワイトニング
  3. 歯のマニキュア

この3つが歯を白くする方法なんですが、セルフホワイトニングはこのうちの1に含まれるのです。

 

歯の表面についたコーヒー、紅茶、お茶、タバコのヤニなどのよごれはクリーニングを行うことで簡単に取ることが出来ます。

 

クリーニングは歯科医院で保険の範囲内で行うことが出来ます。歯科医院では歯の表面の汚れを取るために、超音波という機械で歯石や着色を取り除いていきます、そしてある程度取り除いてからブラシやカップに研磨剤をつけて表面を磨き上げます。クリーニングを行うだけでも歯はかなり白くなります。

 

ではセルフホワイトニングではどのようにして歯の表面を白くするのでしょうか。色々な方法が各お店であると思うのですが一般的な方法としては、

  1. 歯の着色が浮き上がる成分の入った歯磨き粉でまず自分で歯を磨きます。
  2. 歯の表面の水分をふき取り、開口器という口を広げる器具をつけて薬剤を歯の表面に自分で塗っていきます。
  3. LEDライトを当てて待ちます
  4. 口をゆすいで終了

このような感じですね、自分で行うのでかなりめんどくさいと思います。

 

セルフホワイトニングで使用している薬剤ですが、成分としては、酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、ポリリン酸などが主成分で出来ています。

 

実際歯科医院で使用するホワイトニングの薬剤は過酸化水素水または過酸化尿素、過ホウ酸ナトリウムといった薬剤を使用します。これらの薬剤は劇薬なので日本で使用するには医師や歯科医師といった資格が必要です。

 

セルフホワイトニングで使用している薬剤の成分は歯の表面の汚れを浮き上がらせる効果が期待できます。よくドラッグストアで売っている高級なホワイトニングが出来ると書いてある歯磨き粉にもこのような成分が入っています。

 

ぶっちゃけこれらの歯磨き粉を使って毎日しっかり歯磨きすればまあまあ歯の表面はきれいに白くなると思います。それはほとんどの方が歯の表面に着色があり、普段使用している歯磨き粉や歯磨き方法ではその着色を取り除けていないので、そういった方が、着色成分を浮き上がらせる効果の在る歯磨き粉を使っていつもより丁寧に磨けば確実に白くなるでしょう。

 

セルフホワイトニングではさらにLEDで照射するのですが、実はこれがさらに白くなったように錯覚を起こさせるのです。もちろん防護用のめがねをかけるのですが、光を長時間当てることによる光像感反応によるもので、1回目にはすごく白くなったような気がするのです。

 

ですが残念ながらこの効果は1回目のみで2回目からはあまり感じられないでしょう。

 

セルフホワイトニングの費用は1回3000円から5000円。大体の店は1回目はクーポンなどで割引をして、白くなったと勘違いした方に回数券をおすすめして購入してもらうようですね。2回目からはそれほど白くなる実感は得られないのですが、回数券は払い戻しが出来ないシステムです。だまされないように気をつけてください。

 

安価に歯を白くしたいなら歯科医院でクリーニング+ホワイトニング用歯磨き粉で自宅ケア

 

 

 

歯科衛生士の私のおすすめは、歯科医院でのクリーニングを定期的に行い、自宅でホワイトニング効果を謳っている歯磨き粉で磨くことがもっとも安上がりです。

 

 

皆さん歯医者でのクリーニングが高いと思ってませんか?実は定期的に行う歯のクリーニングは保険が適用されます。

 

保険が適用されると歯科医院での歯のクリーニングは1回3000円から4000円で収まります。これってセルフホワイトニングより安いんですよ(笑)

 

歯科医院での定期健診では、虫歯のチェック、歯ぐきの検査、歯石の除去、歯面研磨を行います。もちろんこれらは歯科医師またはしっかり訓練をした歯科衛生士が行います。

 

家でホワイトニング効果のある歯磨き粉で磨くだけでは、歯の表面に強固に付着した歯石や着色、ヤニなどを取り除くのははっきり言って無理なんです。もちろんセルフホワイトニングもです。

 

なぜかというと、歯石やヤニはそういった薬剤では浮かび上がりません。

 

実は歯科衛生士が超音波という機械で取るのもかなりの力と時間が必要なんです。

 

超音波という機械は強力な音波をスケーラーというチップの先端から放出させ、針のような細いもので少しずつ引っかいて取り除いていくのですが、パワーをあげると歯石などはがんがん取れるのですが、歯面に傷がいき、かなり神経に痛みを生じます。

 

歯科衛生士はなるべく痛みが出ないように傷もつかないように最小のパワーで少しずつ少しずつ汚れを取り除いていきます、なのでめちゃくちゃ時間がかかります。たとえるならスクラッチカードを針ですべて取り除いていくような感覚です。

 

もし超音波で歯石を取るときに痛みを感じてもういきたくないと思った方は、その歯科医院はやめたほうがが良いでしょう。痛くないようにするのがプロの歯科衛生士です。

 

痛かったら我慢せず、痛いときちんと伝えましょう。上手な歯科衛生士なら必ずパワーを弱めてくれるはずです。

 

もし痛みで取り除けなかった場合は手動で一本一本歯石を取り除きます。そのようにして汚れを取り除いた上で歯の表面を研磨剤入りのペーストで磨いていきます。超音波で少なからず傷がいってしまった歯面をきれいに整えるためです。最後に歯の表面をフッ素などの薬剤で整え、歯の表面を保護します。

 

これだけのことを保険で行うことが可能なのです。歯科医院によっては数回に分けたり、内容を端折ったりする医院もあると思います。歯科衛生士のいない医院でこのような処置を行うのは実質無理なので、歯科医師が短時間で終わらせる場合があります。

 

あなたが歯科医院で予約をとるなら、是非歯科衛生士がいるか確認して、クリーニングの予約時間を聞いてみてください。30分以上の予約をとってくれない場合はやめておいたほうが良いでしょう。最低30分以上の予約を取ってくれる医院を探すのが得策です。出来れば1時間取ってくれる歯科医院ならまちがいないと思います。

 

実際私が勤めている歯科医院では歯科衛生士の予約で1時間お取りしています。私はなるべく1回ですべての汚れをとるように努力しています。

 

そしてせっかくきれいによごれをとっても実際はすぐにまた着色はついてしまいます、そうならないためにホワイトニング効果のある歯磨き粉は是非使っていただきたいです。

  

 

歯のクリーニングは3ヶ月から6ヶ月ごとに来ていただけると歯石やヤニが強固に着く前に短時間で除去できます。

 

これが一番安上がりな歯のホワイトニングだと、歯科衛生士のAYUが保証させていただきます。

 

もちろん虫歯や歯周病といった歯の疾患がある場合はそちらの治療が最優先となりますので、歯のクリーニングはそれらの治療が終わってからになりますが、希望すれば治療の合間にクリーニングだけしてもらえると思いますので、歯医者さんと相談してみてくださいね。

 

今回は歯のクリーニングのことだけで終わってしまいましたが、ホワイトニングのことはまた書いていきます。おまちください。

 

 

 

歯科衛生士という仕事は実は女子が目指すのに一番おすすめの資格

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はじめまして歯科衛生士のAYUです。

 

ついに自分のお仕事の事をブログに書く事にしました。

 

実はこのブログを書く前にもうひとつブログを始めているのですが、そのブログは特化型ブログなので自分の興味のあることや、得意なこと、今日見た面白い出来事なんかを書くことができず、少しむずむずしていたんです。

 

このブログでは歯科衛生士の資格のこと、給料のこと、国家試験のこと、歯周病や歯ぎしりなどの歯の健康のこと、ホワイトニングクリーニングなどの歯の美容のこと、そんな歯の事をメインに書いていくんですが、歯科衛生士のAYUが日々感じる日常やお伝えしたい情報なども発信していけたらなと思っています。

 

突然ぜんぜん歯に関係ないこと書いたりしますが許してくださいね(笑)

 

歯科衛生士って知っていますか実は女性が持っていると一番役に立つ資格なんです

 

では簡単にですが私が歯科衛生士になるまでの道のりを紹介します。

 

高校3年で進路を決めないといけなかったとき、将来絶対就職に困りたくなかったので何か資格が取れる大学か短大に行こうと考えました。

 

進路指導室にあった全国短大進学ガイドを手に取り、関西で国家資格が取れる短大を見ているとそこにあった歯科衛生士という資格。

 

歯科衛生士は就職率が高いおすすめの資格と書いてありました。正に私が探している資格だと思いそれからいろいろ調べて歯科衛生士になろうと決心しました。

 

 

当時関西で歯科衛生士の国家資格が取れる短大は一校しかなかったんです、他はすべて専門学校でした。私は高校での成績は悪くなかったですし、通っていた高校もそんなに偏差値の低い高校ではなかったので、専門学校ではなく短大に行きたかったのです。

 

その短大は関西女子短期大学という聞いたことのない短大でした。偏差値もそんなに高い学校ではなく私の成績であれば合格できそうでした。

 

私は神戸に住んでいるのですが、その短大は奈良寄りの大阪の南の端にあり、通うには通学時間が2時間半 でした。

 

普通に考えたら家から近い甲南女子短期大学や武庫川女子短期大学に進学するのが普通でしたが、私はその聞いたことがない短大に無性に行きたくなりました。

 

関西に唯一の歯科衛生士の資格が取れる短大、家から遠い、入るのにそんなに難しくなさそう、そんな条件に魅力を感じてしまいました。もちろん通っていた高校から入学した人はいません。私が合格すれば初めてです。

 

そして私はこの短大一本に絞り、ほかの学校には見向きもせず受験勉強をしました。滑り止めに何校も受けるなんて私にとっては無駄でしたし、他の所に受かったとしても行かないのであれば意味がないので受験料の無駄です。

 

そして無事合格。晴れて関西女子短期大学の保健学科、歯科衛生士コースに入学できたのです。

 

当時、関西女子短期大学には保育学科と保健学科があり保健学科には歯科衛生士コース以外に、養護教諭コース、理学療法士コース、などがありいろんな医療の国家資格が取れるめずらしい学校でした。現在は保育学科、養護保健学科、歯科衛生士学科、医療秘書学科に変わっているようですね。

 

そして下宿はせず、2年間毎日2時間半かけて通学する選択をしました。これは本当につらかったです。現在は3年制になっており3年間通わないといけなくなりました。

 

短大ですので2年で国家試験を受けるための知識をすべて学ばないといけませんので、毎日4時限目までみっちり授業がありましたし、相互実習や臨床実習などもあり、楽な大学生活なんて全くなく毎日勉強と通学、バイトの繰り返しの日々でした。

 

他の学校に入学した友達がサークルに入ったり合コンしたり飲みにいったりしているのに私は毎日勉強ばかりしていました。

 

でもその努力が歯科衛生士になったことで本当に報われました。私は一生食べることに困ることはないと感じます。

 

歯科衛生士は就職率100%の引き手あまたの職業なんです。現在歯医者はコンビによりも多く歯科衛生士が全く足りない状況なのです。それはなぜかはまたこれからおいおい書いていきますね。

 

そして現在この仕事をしているのはほとんどが女子です。男子も歯科衛生士の資格は取れますが、私は正直男性の歯科衛生士に会ったことがありません。

 

実は歯科衛生士のお給料はそんなに高くありません、短大や大学を卒業して一般企業に就職したOLさんのほうが多いかもしれません、ではなぜ一番おすすめなのか、それは結婚して子供ができたときにわかります。

 

OLの場合出産を機に退職したとしましょう、子育てが一段落してさぁまた仕事をしたいとなった時、仕事あると思いますか?いくら良い大学や短大を卒業していい企業に就職していた人でも資格がなければ、時給900円前後のパートが見つかればいいほうです。

 

しかし歯科衛生士は違います、出産を機に仕事をやめたとしても、子育てが一段落して、午前中だけ働きたい、土曜日だけ働きたいとかそんなわがままな働き方だって通用します。しかも時給は1200円以上、1500円だって見つかります。

 

私は短大に行きましたが、専門学校を卒業した歯科衛生士だって同じです。どんなに頭がよくったって専門学校卒業の歯科衛生士に負けてしまうんですよ。

 

もちろんもっとすごい国家資格を持っていればそれに越したことはありませんがあまり勉強が好きじゃない、大学どころか短大だって行けなかった女の子が、歯科衛生士の専門学校でがんばれば、最後に勝ち組になれるのです。

 

歯科衛生士の国家試験は合格率は95%以上、学校に入ればほとんどの人が合格できる

 

 

そしてそんなすごい資格の歯科衛生士の国家試験ですが、毎年本当に高い合格率なんです。合格率は95%で、専門学校でも入学さえできればほとんどの人が合格できてしまいます。

 

それは国家試験が簡単なわけではないですよ、国家試験の科目は9科目もありすべて専門的な内容でほんとに勉強しないとだめなのですが、3年間毎日授業にでていれば合格できるように教員が導いてくれます。

 

その間は本当につらいですが、資格がとれればこっちのものです、就職率100%なので自分に合う職場をより取り見取りで選ぶことができるんですよ。

 

まだまだおすすめの理由はあるのですが今日はこれくらいにしておきます。

 

それではまた。

 

 

 

 

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